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人生の「行き詰まり」を打破する6つの方法
すべての行き詰まりは...
「う~ん、煮詰まったな」
「ここで、行き詰まりか......」
「どうやって、壁を打開したらいい?」
いくら考えても、ニッチもサッチもいかない難題がおとずれることがあります。
八方ふさがりのなか、時間だけがチクタクすぎていく......。こんな時、あなたはどうやって問題を解消していますか?
強行突破?それとも、あきらめる?
......どちらもあまり、スマートとはいえません。
すべての行き詰まりは、行き詰まり「感」です。それは、私たちが感じている一つの感情。本当はさまざまな角度から物ごとを見るべきなのに、一つの視点にロック・オンされてしまっているのです。
今日は、その行き詰まり「感」を解消する6つの突破口を紹介します。
1.「限界を突破する質問」を投げかける
- 「あなたが今、限界を感じていることは何ですか?」
- 「あなたがその限界を感じるたびに、自分の頭のなかでくりかえしている"質問"や"つぶやき"は何ですか?」
- 「あなたがその限界をこえるために役立つ答えをくれる、新しく画期的な質問は何ですか?」
この質問は、サイコセラピストの棚田克彦さんが、相談者の限界をこわすために考案されたものです。
人の脳はとても、単純なコンピューター。同じ質問には、同じ答えを、新しい質問には新しい答えを返します。
えてして人は同じ質問ばかりを頭のなかでくりかえしループしているのですが、こうしてそれを「見える化」することで、新しい解決策が見つかることがあるのです。
2.「コントロールの輪」を見なおす
大きな二重マルを描いて「今ここで、あなたが直接、変えられるもの」を内側の円に、次に「今ここで、あなたが直接、変えられないもの」を外側の円に書いていってみてください。
たとえば、ある女の子と付き合いたい場合は:
- 内側の輪(自分で直接、変えられるもの) ... 自分の髪型、自分のファッション、自分の清潔感、明るい話題の準備、彼女が好きなものの情報収集など
- 外側の輪(自分で直接、変えられないもの) ... 彼女の気持ち、彼女の性格、彼女の好きな人など
行き詰まりを感じたときに、私たちがよくやってしまうのは「自分が変えられないこと(外側の輪)にモンモンと悩んでしまうこと」。過去、他人、社会情勢、他社動向、景気、自然災害、これから起きること......。
大切なのは、自分が今・ここで直接、変えられるものだけをハッキリ切り分けること。そこだけに注力し、他はスパッとやめてしまいましょう。
「幸福への道はただ一つしかない。それは我々の意志の力では、どうにもならないことについて、悩むことをやめるにある。」
デール・カーネギー
3.「召喚」する
ロールプレイングゲームに登場する召喚獣。
巨大なドラゴンや、力強い巨人を呼び寄せることで、目の前のモンスターたちをいともカンタンに蹴散らします。
自分では、解決できない問題にであったら、それを解決したことがある人を頭のなかで、「召喚」しましょう (いい人が思いつかなかったら、「問題を解決ずみの未来の自分」を召喚)。
眼をとじて、深呼吸をし、落ち着いたら「その人を召喚」してみてください。
何を感じていますか?何をいっていますか?どう行動していますか?
きっと、あなたと違う新しい答えのヒントが見つかるはずです。
4.ケタを変えて考える
世界的に有名な「トヨタ自動車のカイゼン」。そのコツは、どこにあるのでしょう?
それは「ケタを変えて考えること」。
一割削減ではなく、ゼロを一つ取る気で、改善策を考えるという手法です。
こうなるともはや、今までの改善策ではダメになります。抜本的にゼロベースで考え直すしかありません。
人の頭はどうしても、今までのやり方に引きずられがちです。だから行き詰まってしまう。何ごとも「思い切って、一回り大きく考えてみる」というスタンスが大事なのです。
思えば、節電もそうでした。去年のマイナス6%運動はヒーヒーいって達成できなかったのに、今年の一律15%マイナスは、どの企業もすんなり達成していたります。
5.脱力して、静かに継続する
行き詰まり感には、「恐怖」や「焦り」がつきまとっています。
それによって、上滑りをしたり、空回りをしたり、勇み足をしたりするがために、うまくいかないのです。
物ごとが変化するのには、時間がかかることがあります。
実は何も「行き詰まってはおらず」、冷静、丁寧、正確に、静かに物ごとを継続することで、少しずつうまくいっているのかもしれません。
ゆっくりリラックスして考えてみると、答えが変わることがあります。
本当に行き詰まっているのか?ただの疑心暗鬼じゃないのか?
ベトナムの禅僧・平和運動家・詩人であるティク・ナット・ハンはいいました。
「微笑んで、深呼吸して、ゆっくり生きよう」と。
脱力して、一歩ずつ、静かに継続。
6.思い切って、大きな休みを取る
「体の疲れは、心も落ち込ませる」 ―― これは医学的にも明らかで、だれもが経験していることですが、肝心なときに忘れていたりします。
もしかすると本当は、疲労、風邪気味、寝不足、食べ過ぎなどの体の問題によって、心が落ち込んでいるだけでは?
「ちょっと待て...。もしかして、私、疲れてる?」
自分にこう聞いてみるだけでいいのです。もし、答えがイエスなら、思い切って休みを取りましょう。有給休暇を使うもよし、温泉に出かけるもよし、ちょっと早寝するのもよし、おいしいものを食べるのもよし、です。
ゆっくり休んで、充電し終わったら、意外とケロッとしているかも!?
行き詰まりは、頭のなかでつくられたもの
本当にしょうがないことは、だれもがキッパリあきらめています。
行き詰まり「感」があるということは、まだ可能性があると、心の深いところは感じていること。一歩引いて、スローダウンして、大きく考えて見れば、意外とカンタンに道は開ける。