東京電力は25日、福島第1原発の汚染水浄化システムが24日に一時停止した問題で、システム内の砂ろ過装置のポンプが止まったのは、ポンプ内に空気が入り込んで流量が低下したためだったと発表した。東電によると、ポンプで水を取り込む際に、水槽の水位設定が誤っていたためとみられる。24日正午に装置が停止してから約7時間半後に予備機を使って汚染水処理を再開したが、25日午後1時に復旧した。
また、東電は8月中に汚染水浄化システムを増強することも明らかにした。現在の浄化装置に、汚染水を蒸発させて淡水化する装置を8台設置する。【鳥井真平】
毎日新聞 2011年7月26日 東京朝刊