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最終更新:2011年7月26日(火) 5時18分

時速100キロで追突か、急ブレーキも

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 中国・浙江省で起きた高速鉄道の追突脱線事故ですが、追突した列車が事故当時、時速およそ100キロものスピードを出していて、急ブレーキがかけられていたことも明らかになりました。

 この事故は23日、浙江省の温州で停止していた高速鉄道の列車に後続の列車が衝突、6両が脱線し、うち4両が高架橋から転落したもので、死者はこれまでに39人に上っています。

 国営新華社通信は乗客の話として、後続の列車が時速およそ100キロのスピードで停止中の列車に衝突したとみられると伝えました。また、運転士は急ブレーキをかけた状態で死亡していたということです。

 こうした状況から、追突を回避する制御システムが作動しなかった可能性が強まっており、安全管理の不備が次々と明らかになる中、中国政府は「人災」との批判の広がりに神経を尖らせています。(26日02:49)

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