木走正水(きばしりまさみず) プロフィール
東京都在住のブロガー。政治経済、社会問題について分析。
ちまたの旬な話題から、日本の未来像を問うテーマまで。
脱線、運行システムトラブルか 日本技術は車両のみ多数の犠牲者を出してしまった中国の高速鉄道事故でありますが、なぜこのような事故が発生してしまったのか、原因の究明が急がれます。
中国の高速鉄道事故。何が起きたのか。
日本の新幹線の技術に詳しいJR関係者によると、中国の高速鉄道で日本の技術が採用されているのは車両だけで、信号などの運行システムは中国独自のものが使われているという。
この関係者は「パンタグラフの損傷など車両自体の問題でなければ、運行システムの不具合の可能性がある。衝突であったとすれば、車両ではなく運行システム上のトラブルとしか考えられない」と指摘する。
日本の新幹線の場合、輸送指令室による制御に加え、車両同士が一定の距離以上に近づかないために幾重もの対策が講じられている。「他に考えられるとすれば、レールなど構造物の問題もありうる。中国の高速鉄道は日本やドイツなど多くの国の技術の寄せ集め。何が原因か解明するのは容易ではないだろう」と話す。
国内外の鉄道に詳しい専門家によると、中国の高速鉄道では一つの路線に異なる方式の信号システムが使われている場所があるという。
この専門家は「列車同士が衝突や追突をしないため、一定の区間にほかの列車を入れないというのが世界共通の鉄道の安全の原則。今回の事故は、信号や制御システムに何らかのトラブルが起きた可能性がある」と指摘。複数のシステムの制御が適切だったかどうかもポイントとみる。
http://www.asahi.com/international/update/0724/TKY201107230752.html?ref=reca
1)そもそも停止情報が南昌鉄道局の運行管理システムに伝達されていたか結果的には衝突事故が起こっていますので、追突した「CRH2」のブレーキなどの車輌故障の可能性は否定できませんがゼロに近いでしょう、おそらくは停止情報そのものが「CRH2」には伝達されていなかったと考えるのが無理がないと思われます。
2)伝達されていたとして、南昌鉄道局の管轄車輌に緊急停止信号(ATC(自動列車制御装置)の作動を促す)が送られていたか
3)1)2)が成立していたとして南昌鉄道局の運行管理システムから上海鉄道局など他の管区に情報が伝達していたか
4)1)2)3)が成立していたとして上海鉄道局の運行管理局から管轄車輌に緊急停止信号(ATC(自動列車制御装置)の作動を促す)が送られていたか
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