民主党の岡田幹事長は、東日本大震災復興に充てるために政府が保有しているNTT株やJT株、旧衆院高輪議員宿舎を売却することを検討していることを表明しました。
民主党政権しては、珍しく良いアイデアです。
みんなの党が前々から主張してきたことでもあります。
特に不要な国有資産をたくさん抱えるのは愚策です。
例えば、国有地を意味もなく保有すると、次の点でムダです。
1)国有地の維持管理費:草刈、警備、財務局職員の人件費国有地の管理をやる公務員が1000人以上いるはずです。
2)国有地だと固定資産税の収入が入ってきません。
3)土地という資源を塩漬けにして、民間の利用を制限すること。
もし他の用途に利用していれば、経済的メリットがあるでしょう。
例えば、2007年に閉鎖された旧衆院高輪議員宿舎は、品川にあります。
ただ寝かせておくぐらいなら、コインパーキングにした方がマシです。
民間に早く売っておけば、3年分の固定資産税も入ったでしょう。
民間だと塩漬けにしないで、マンションを建てたりするでしょうから、その分の建設工事が発生して、雇用や消費につながったことでしょう。
旧高輪議員宿舎をなんで今でも保有しているのか理解できません。
全国各地にある使われていない(将来も使わない)国有地は、すぐにでも地方自治体に移管するか、民間に売却すべきです。