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平成の「悪党」はこう作られた

「中国新幹線に思う組織の成熟度―大惨事を防いだJR東日本の危機管理、中越地震を予知して上越新幹線の橋桁を強化中堅幹部が提案、それを取り入れた首脳部」

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土屋正忠 プロフィール

平成16年10月23日午後5時56分発災した中越地震、山古志、十日町、小千谷、小国などが被災した。地震の震源地の直上を走っていたのが上越新幹線だ。200キロを超える速度でトンネルを出た橋梁部分のところで遭遇した。

脱輪し走行して脱線したがそのまま停止し乗客には大きな被害がなかった。もし通過した橋梁が破壊されていたら、大惨事になっていた事だろう。

実はこの橋梁の橋桁が二十三本直前に補強工事がなされていたのが幸いしたという。この補強を提案したのが技術系の中堅幹部である。

JR東日本の地震対策は、首都圏直下型地震と宮城沖地震が中心で、新しい知見が出るとそれに基づいて見直しがされる。このときも宮城沖地震を想定した見直しだったのが、この中堅幹部は場所が違うが上越新幹線にも一つ気になる箇所があると指摘したという。

その幹部の提言を入れて、橋梁の補強をしたのである。市長として長らく組織を運営してきたものとして凄いの一言だ。JR東には現場に自由に意見交換できる風土があり、それを入れて、新規に投資を決断する首脳部がいることだ。

中国新幹線の事故を思うにつけ、中国の鉄道組織と社会が成熟してないのではと考える。これが目に見えない国力の差とも言える。

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