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桑名市にある旧東海道

桑名駅に到着しました。桑名といえば、ナガシマリゾートや多度大社が有名ですが、今日は旧東海道、桑名宿の面影をたどりたいと思います。
駅前ビルのサンファーレ2階には桑名市の観光案内所がありますので、散策マップ等が入手でき、とても便利です。

桑名駅から歩いて15分程で、旧東海道、桑名宿の入口七里の渡跡に到着しました。熱田の宮から桑名まで海路七里あったことから、「七里の渡」と呼ばれています。
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現在七里の渡跡周辺は、公園として整備されており、揖斐川河口付近が眺望できます。

七里の渡跡の近くで、歌行燈句碑を発見しました。説明書きによると、出張で桑名に滞在した明治の文豪泉鏡花はこの時の印象をもとに歌行燈という文学作品を書いたとのことです。
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旧東海道は、現在住宅地になっており江戸時代の賑わいはありませんが、所々旧街道の面影を感じることができます。

桑名といえばはまぐり、はまぐりといえば桑名。昼食は、100年以上続く老舗の俵寿司(TEL0594-21-5454)ではまぐりのにぎりを頂きました。噛めば噛むほどに口の中ではまぐりの味がひろがり、とても美味です。お値段は、1貫400円です。このほか、お昼メニューで、「俵膳(1365円)」もお勧めです。

食後は九華公園を散策。公園の入口では桑名藩の初代藩主本多忠勝の像が出迎えてくれました。忠勝公は、徳川四天王といわれた名将です。

九華公園は、三重県内屈指の桜の名所として知られていますが、この日はまだつぼみの状態でした。
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九華公園から歩いて5分ほどのところにある桑名市博物館に行きました。この日は、特別展「六戦図史」を公開していました。六戦とは、徳川家康公の6つの合戦のことで、江戸時代の地理学者が作成した戦の地図が展示してあります。特別企画展を除き、入館料は無料です。
 
http://www.kankomie.or.jp/db/result.php?id=3149

帰りはJRを利用することにしました。切符を買って下りホームで列車を待っていると中原中也の詩碑をみつけました。「桑名の駅は暗かった 蛙がコロコロ鳴いていた …」
半日で旧東海道の歴史だけでなく、桑名市が文学作品の舞台になったこともわかり、有意義な旅でした。

三重県への旅行の際には、情報満載のホームページ「観光三重」をご覧下さい。
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