-経緯− 昭和63年3月24日、中国の上海市近郊で南京発杭州行きの急行列車311便が、反対方向から来た長沙発上海行き急行列車と衝突した。原因は、311便の急行列車の運転手が信号を無視して駅を出発したためで、反対方向から進行してきた上海行き急行列車と衝突した。 この事故で、杭州行きの列車に乗っていた高知学芸高校の修学旅行生、教師等193人のうち、生徒・教師等27人が死亡、5人が重傷、41人が負傷した。 同校の修学旅行の日程は8日間で、3月21日、高知からフェリーで大阪に向かい、翌日、大阪空港から日航機で中国・蘇州へ到着した。その蘇州から列車に乗った直後の惨事となった。修学旅行の海外ブームに警鐘を促す契機となった。
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