松山市の裏金疑惑を巡る記者会見を無断録音したとして、市はきょう、ICレコーダーを置いた市の広報課長を減給の懲戒処分にしました。
懲戒処分を受けたのは栗原龍次広報課長52歳です。
栗原課長は今月15日、松山市政記者クラブが開いた市の裏金疑惑を巡る孫請会社社長の会見で退席を求められたため、ICレコーダーを新聞紙に隠し盗聴していました。
市の人事課では本人や上司などから数回に渡り事情を聞いた結果、「公務員の信用を失墜させる行為だ」などと判断し、きょう、栗原課長を減給10分の1、1ヶ月の懲戒処分にしました。
また、今回の盗聴は課長個人の判断で行ったということですが、市では監督者責任として、上司である総合政策部の58歳の部長と54歳の企画官をそれぞれ厳重注意処分にしています。