Yahoo!ニュース
ログイン
IDでもっと便利に[ 新規取得 ]



ここから本文です
[PR] 7月号撮りおろし水着写真館は今野杏南/吉木りさ、女子ウケアイテム

危険を生んだ中国高速鉄道の背景(1)「無茶な大躍進」

サーチナ 7月24日(日)14時18分配信

危険を生んだ中国高速鉄道の背景(1)「無茶な大躍進」
拡大写真
浙江省温州市で23日夜、停車中の高速鉄道列車に後続列車が追突、脱線して車両の一部が高架から転落する事故が発生した。網易は24日、高速鉄道開通以後頻発する大小さまざまな事故について、中国高速鉄道の「大躍進」現象と、この現象を導いた鉄道業界の体質が原因であると論じた。(イメージ写真:中国高速鉄道の脱線事故の現場の様子)
 浙江省温州市で23日夜、停車中の高速鉄道列車に後続列車が追突、脱線して車両の一部が高架から転落する事故が発生した。網易は24日、高速鉄道開通以後頻発する大小さまざまな事故について、中国高速鉄道の「大躍進」現象と、この現象を導いた鉄道業界の体質が原因であると論じた。

■「中国高速鉄道、温州で衝突事故(2011年)」に関する写真

 「大躍進」とは毛沢東氏が1950年代に進めた農工業増産政策。名称とは裏腹に大量の餓死者を出したことから、その後失策を揶揄(やゆ)する語としてしばしば使われるようになった。

 中国高速鉄道の「大躍進」は今年2月に失脚した劉志軍氏が2003年に鉄道部長に就任してから始まったと指摘。20年までに営業キロ10万キロを実現する『中長期鉄道網計画』のもと、大量の資金をつぎ込み急ピッチで新路線を建設してきたことに、専門家からは「やりすぎ」との指摘も出ていたと紹介した。

 ばく大な債務負担のほかに、「ドイツ人が2−3カ月かけて学ぶ高速鉄道運転を中国は10日で学ばせた。ドイツ人トレーナーが『無茶だ』と言ったが、中国側は『10日で北京に返す』と話した」という鉄道部機関誌『旅客報』の記事を紹介。人材育成方法においても「大躍進」は安全面で隠れたリスクを残したと分析した。(編集担当:柳川俊之)


【関連記事】
危険を生んだ中国高速鉄道の背景(2)「政府独占でやりたい放題」
中国高速鉄道事故「日本のメディアが相次いで批判報道」―韓国
鉄道事故で中国政府「運転士に責任なし、職責を貫徹した」
中国の高速列車車両事故…現場近く、別列車も故障で停車していた
手抜きだらけの高速鉄道、作った技術者「恐くて乗れない」=中国

最終更新:7月25日(月)15時12分

サーチナ

 

この話題に関するブログ 2件

主なニュースサイトで 世界の鉄道 の記事を読む

PR

PR
ブログパーツ

海外トピックス

注目の情報


PR