Thunderbird の機能概要

新しい Thunderbird は、パフォーマンス、柔軟性、安全性、すべてが進化。アップグレードや乗り換えも、より一層簡単になりました。

すぐに使えて簡単便利

Thunderbird はかつてなく簡単に使い始められるようになりました。他にも、日々のメッセージ管理を楽にしてくれる機能がいくつもあります。

設定変更ガイド

「ヘルプ」メニューから選べる「設定変更ガイド」では、自分の好みに合わせて Thunderbird の機能を設定できます。Thunderbird 2 までのツールバーの表示が気に入っているときは、この「設定移行ガイド」ですばやく入れ替えられます。また、「Compact Header」「Extra Folder Columns」といった従来の機能をアドオンとして追加することも可能となっています。

簡単メールアカウント設定

これまで、メールアカウントを作成する際は送受信サーバの詳細な設定情報をすべて入力する必要があり、設定ミスによる送受信トラブルがたびたび報告されていました。Thunderbird の「メールアカウント設定ウィザード」では、名前とメールアドレス、パスワードさえ入力すれば、Mozilla のプロバイダデータベースが参照され、サーバ設定情報が見つかった場合は自動的に設定が完了します。見つからなかった場合も、一般的な設定でポートスキャンを行うことでメールサーバを推定するよう試みます。

このデータベースは、国内・海外の主要なインターネットサービスプロバイダ (ISP) や、「Gmail」「Yahoo! メール」「Windows Live Hotmail」などのフリーメールサービスに対応しています。

Thunderbird は Mozilla のプライバシーポリシーを遵守しており、データベースサーバに送信されるのはメールアドレスのうちサーバ名 (@ マークより後の部分) のみです。

ワンクリックアドレス帳

Firefox で好評のワンクリックブックマーク機能と同様に、差出人のメールアドレスを、すばやく、しかも簡単にアドレス帳へ登録できるようになりました。受信したメッセージのヘッダに表示された差出人名の横にある☆印のアイコンをクリックするだけで、新たな連絡先として追加できます。住所、電話番号などの詳細情報を編集するには、このアイコンを再度クリックします。Thunderbird では、誕生日を記録したり、顔写真を設定することもできます。

添付ファイルの付け忘れ防止

メッセージの作成中に「添付」「attachment」などの単語が入力されたときに、情報バーを表示して必要なファイルを添付するよう促します。送信ボタンを押してから「しまった」ということがなくなり、ビジネスシーンでもうっかりミスを防いでくれます。

イベントログの管理

「イベントログの管理」ウィンドウには、送受信などのログがまとめて記録されます。いつメッセージをダウンロードしたかなどを推測する必要はもうありません。ひとつの画面で自分のアカウントの状態を把握できます。

カスタマイズ自由自在

Thunderbird は、ビジネスでもプライベートでも、あらゆるシーンに合わせて柔軟なカスタマイズが可能です。アドオンを追加すれば、簡単に機能を追加したり、見た目を変えることができます。

選べるデザイン

アドオンマネージャから気に入ったテーマを選んで適用すれば、Thunderbird のデザインを即座に切り換えられます。軽量テーマ「Personas」なら、映画、ファッション、風景、スポーツなど、数万のデザインを選べます。さらに、アイコンなどの細部までデザインを変更したいときは、完全な テーマパッケージ も利用可能です。

スマートフォルダ

切り換え可能なフォルダビューに追加された「スマートフォルダ」モードでは、別々のメールボックスがまとめて表示され、複数のメールアカウントを効率的に管理できます。例えば受信トレイを選択すると、各アカウントを個別に開かずに、すべてのアカウントの新着メッセージを一覧表示できます。

アドオンマネージャ

改良されたアドオンマネージャでは、拡張機能やテーマなど数百種類の Thunderbird 用アドオンを、Firefox と同じように直接検索してインストールできるようになりました。アドオンマネージャの画面は「ツール」メニューから「アドオン」を選択すると開きます。

セキュリティとプライバシー

Thunderbird のセキュリティ機能とプライバシー対策が、大切なコミュニケーションと個人情報を守ります。

学習型迷惑メールフィルタ

以前から好評をいただいている迷惑メール対策機能は、あらゆる手口の迷惑メールに対応できるよう作られています。すべての新着メッセージは学習型迷惑メールフィルタで解析されます。ユーザが迷惑メールの判定を行うたびに、その内容が蓄積されて自動判別の精度が向上するので、より多くの時間を重要なメッセージのやりとりに割くことができます。

プロバイダや社内メールサーバの迷惑メールフィルタを併用すれば、受信トレイから迷惑メールが激減することでしょう。

リモート画像のブロック

HTML メッセージに埋め込まれ、送信者が受信者の開封履歴を記録するのに利用されるリモート画像の読み込みをブロックし、ユーザのプライバシーを保護します。

フィッシング詐欺警告機能

Thunderbird は、メッセージ本文から「フィッシング詐欺」の危険性が疑われる場合、警告を表示します。これは、銀行や著名サイトなどを騙ってユーザから個人情報や機密情報を騙し取ろうとする詐欺行為の被害を未然に防ぐためです。

さらに二重の対策として、メッセージ内に表示されている URL と実際に開かれる Web サイトが異なる不審なリンクがクリックされた場合も、ブラウザでそのサイトが開かれる前に警告を表示して注意を促します。

自動更新

Thunderbird の更新システムは、最新版が使用されているかどうかを定期的に確認し、セキュリティ更新が利用可能なときは自動的にダウンロードして、更新の準備が整ったことをユーザに通知します。更新は差分データとして提供されるためサイズが小さく (通常は 200 KB から 700 KB)、短時間でダウンロードとインストールが可能です。この自動更新システムは Windows、Mac OS X、Linux いずれでも利用でき、全言語版に対応しています。

オープンソースによる開発プロセス

Thunderbird は、熱心で経験豊かな開発者やセキュリティ専門家が世界中から多数参加する「オープンソース」の開発プロセスによって支えられています。透明性の高い環境の中で多くの専門家から積極的な協力を受けることで、より安全性の高い製品をお届けでき、万が一問題が報告された場合も速やかに修正版を配布できる体制を整えています。

また同時に、優れたサードパーティ製のセキュリティ検証・評価ツールを活用することで、全体的なセキュリティレベルを向上させています。