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次世代の自閉症支援 発達論的療育論ーサーツモデルを紹介する書籍の刊行が始まりました [2010年12月04日(土)]

 自閉症の人を支援する発達論的療育論に注目が集まっています。十一元三(といち・もとみ)氏(京都大学医学部保健学科)は、その理由として「最近の医学的知見と軌を一にした自閉症への理解に立脚しているため、将来、標準的療育論の一つになる可能性が高いと考えられる」(「みんなの願い」別冊、2010年夏号)ことを紹介しています。
 SCERTS(サーツ)は、次世代の自閉症支援の方法と目されている発達論的療育法を示すモデルのひとつで、
 SC(Social Communiction)社会コミュニケーション
 ER(Emotional Regulation)情動調整
 TS(Transactional Support)交流型支援(家族中心・専門家連携による支援)
の頭文字を取った造語です。自閉症の人たちに対する包括的支援のための新しいフレームワークを示しています。
 筑波大学の長崎勤氏を中心とするグループがサーツモデルを紹介する書籍「SCERTSモデル 自閉症スペクトラム障害の子どもたちのための包括的教育アプローチ」の日本語訳の刊行に着手し、第一巻の「アセスメント」(8,400円)がこの夏に日本文化科学社から発売されました。
 自閉症の人の人生全体を見通しながら、当事者と家族がラクに生きていけるように支援すること、対人相互的反応性や情動の安定化・調整能力という自閉症の子どもが持つ中心的な困難に焦点を当てている特徴が目を引きます。
 発達論的療育論を紹介する講座等の情報がありましたらお知らせ下さい。情報提供・情報共有を進めることを、このブログでも心がけてみたいと考えています。




 
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