2009-12-14
日本の性犯罪はあまりに多く、ただ隠蔽されているだけです。
|「日本は性犯罪が少ない」と思われている方々へ。
少ないどころか、あまりに多く、そしていろいろな事情で隠されているということを、どうか知ってください。
性犯罪が少ない、という根拠として、警察の認知件数を見ていらっしゃることと思います。
ですが、警察は基本的に「強姦神話」とおりのものしか事件として扱いません。
つまり、見知らぬ人による、夜道や自宅侵入、というケースです。
対して、相談機関に寄せられる相談(つまり安心して相談できるところ)では、7割から9割が顔見知りによる犯行です。
内閣府の調査結果がこれを反映しています。他国の事情と何ら変わりはないです。
H18年
http://www.gender.go.jp/dv/pdf060424/h18report2-5.pdf
H21年
http://www.gender.go.jp/e-vaw/chousa/images/pdf/h21report2-5.pdf
ですがこれは女性への暴力に関する調査の一つです。
つまり調査対象に男性が含まれていません。
男性性被害の実態は、全く把握されていません。
日本の性犯罪に関する法定義は、他国と全くというほど違います。
なので、性犯罪という括りに該当するものが、少なくなるのです。
男性には、性被害はないという前提にたっている。
上述したように、国として調査する気さえないのが現状です。
さらに、夫婦間レイプを犯罪と認めていないこと。
この二つで大きく差がつきます。
さらに、日本は性暴力対策の専門機関が、先進国の中で唯一ないのです。
つまり、日本には、性暴力に遭っても、安心して駆け込める場所はありません。
他国に比べて、性犯罪に該当するのは非常に限定されています。
その限定されたケースであっても、警察に行くことができない被害者が殆どです。
そして、勇気を振り絞って、警察に行ったとしても、直後でなければ被害として受理されません。
さらに、事件としてさえ見なされないケースがあまりに多いです。
正直、警察に行くことはすすめられない現状です。
民間の相談機関もそういった回答をすることが多いです。
よって、警察の認知件数は、ほんの一握りのものしか把握できていません。
「警察も検察も司法も、「正義の味方」じゃないという現状 2」
で、詳細を説明していますのでご覧ください。
その他、警察や検察の実態については、下記の関連記事をどうぞ。
「警察も検察も司法も、「正義の味方」じゃないという現状 1」
さらに、
コメント欄にてまい様から教えていただいた資料です。
よくご覧ください。
ドイツと日本の性的被害発生率の比較研究(ほとんど差がない)
・http://anond.hatelabo.jp/20091109125439
内閣府の調査ではレイプされたことがある女性の割合は7.3%もあるけどそのうち警察に相談したのはたったの4.1%(暗数が96%)
・http://www.gender.go.jp/e-vaw/chousa/images/pdf/h21report2-5.pdf
・http://www.rainn.org/get-information/statistics/reporting-rates
つまり、日本が性犯罪が少ないというのは、大間違いです。
少ないどころか、世界一、性犯罪を隠蔽している国、というのが正確な表現と言えるでしょう。
TB送信先:
「表現規制の闇」の扉の前に立ちはだかる人々
http://blog.goo.ne.jp/hosakanobuto/e/3fd482add6a9654e3aba34a589328a3c
「表現が規制されるのはその表現がすでに暴力で脅威だからだYO!」
http://d.hatena.ne.jp/kutabirehateko/20100315/rape
「非実在青少年」規制:目に見える形で反論を提示する
- 2877 http://alfalfa.livedoor.biz/archives/51535064.html
- 1309 http://www.hatena.ne.jp/
- 1285 http://b.hatena.ne.jp/hotentry
- 1076 http://ezsch.ezweb.ne.jp/search/?query=性犯罪&start-index=14&adpage=4&ct=4&sr=0101&t=20100203214958
- 1043 http://m.ld.tv/extlink/?.next=http://d.hatena.ne.jp/manysided/20091214/1260819107&mb=1&.plane=
- 790 http://ime.nu/d.hatena.ne.jp/manysided/20091214/1260819107
- 638 http://hirorin.otaden.jp/e92767.html
- 526 http://search.yahoo.co.jp/search?p=日本の性犯罪&search.x=1&fr=top_ga1_sa&tid=top_ga1_sa&ei=UTF-8&aq=&oq=
- 473 http://b.hatena.ne.jp/hotentry?mode=general
- 408 http://alfalfalfa.com/archives/1805435.html
あと、国籍はどうなんだろう?日本人が多いの?
内閣府の調査等から身近な人物からの被害が多いにもかかわらず
立件されているのは見知らぬ人物からのケースばかりなため
強姦被害の実数はもっと多いと言っているのだと思いますが
他国と日本の立件傾向の違いについて触れられていません。
性犯罪が多い、少ないというのはもちろん他国と相対比較して
の話ですよね?
少ないことが間違いである根拠として上記を挙げておられるのなら
同様の理由から他国の強姦被害の実数が多いことが有り得ない
ことを示す必要があると思います。
男性には、性被害はないという前提にたっている。
夫婦間レイプを犯罪と認めていないこと。
この2点を理由に
>この二つで大きく差がつきます。
と書いていますが、大きく差がつくとされる根拠があるのなら
教えていただきたいです。
>さらに、日本は性暴力対策の専門機関が、先進国の中で唯一ないのです。
>つまり、日本には、性暴力に遭っても、安心して駆け込める場所はありません。
と書いていますが、日本の警察は信用できず、行くべきではないと書いています。
専門機関ならば安心して駆け込めるのでしょうか?
>その限定されたケースであっても、警察に行くことができない被害者が殆どです
これは自身の判断で警察へ行かないという意味でしょうか?
日本の強姦被害が少ないというのは間違いであり、多くは
隠蔽されていると他国を引き合いにだして書かれていますが
気になった点があったため、そのうちのいくつかを書かせていただきました。
もしよろしかったらお答えください。
現状、訴えたくても訴えられない、訴えても告訴取り下げを強要されるような状況です。
専門機関があれば、大きく事情は変わると思います。
ただし告訴を強要することがあってはならないと思っています。
本人の回復が一番で、そのために本人の選択が尊重されるべきです。
>自分に都合が悪いから理解したくないだけでしょう。君含め
・・・大本の内容にケチをつけた覚えは無いんですが。
むしろ、趣旨とか内容とか。そういった部分は賛成寄りの考えですし、内容は(少々ややこしいと感じるが)納得もしています。
・・・ですが。
言ってる事は判りますが、喧嘩腰で来られると私みたいなタイプは
「ああ、頭は良いは無いけど、話をする相手じゃねぇや」と思うんですよねぇ。
「他人の話をちゃんと理解“しようとしない”人とは、論議にならない」と思っているのと
貴方が「論議にならない人」にしか見えなかったと言う印象を客観的に書いたまでです。
で、メタブの内容に
“渡辺淳一メソッド ↓早速出ました。俺「様」って何。自分に都合が悪いから理解したくないだけでしょう。君含め ”
とか、一発目から書くのは、「どーなんでしょうかねぇ・・・」とか思うんですよね。
せめて、“「どう言う理由ですか?」とか聞くとかすりゃいいのに。”と考えた結果として
「っつか、そう言う態度は理解者減らすよ?」と追記した訳ですが。
>俺様
まぁ、一部のスラングだと思ってもらえれば。
>俺自信->自身
単なる誤変換に気がつかなかっただけです。それ位は見逃してくださいよ(苦笑)
っつー事ですが、まだ何かあれば、回答します。
コメントいただけるとは思っていなかったので、嬉しいです。
仰ることよくわかりました。
ムキになりすぎていました。申し訳なく思います。
私は「言ってもわからない、わかろうとしない」人がいるのをさんざん身にしみてわかっていたので、若干荒んでいるのだと思います。
気を悪くさせて申し訳なかったです。
意地悪なことを言ったのも申し訳なく思います。
内容は理解できると仰っていただいて嬉しいです。
誠実に対応していただいてありがとうございます。
私もちょっと心の荒みをなおそうと思いました。
ときおり読んでもらえるとなにより嬉しいです。
今後ともよろしくお願いいたします。