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出荷牛すべて線量検査へ 秋田

7月25日 12時29分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

秋田県内の農家が出荷した牛の肉から国の暫定基準値を超える放射性物質が検出されたため、秋田県は、来月から出荷されるすべての牛について、放射線量を測定する検査を行うことになりました。

秋田県内の畜産農家では、肉牛に餌として与えていた宮城県産の稲わらから、国の目安を超える放射性セシウムが相次いで検出され、今月22日には、このうち1頭の肉から、国の暫定基準値を超える放射性セシウムが検出されました。これを受けて秋田県は、25日に開いた県民生活・被災地支援本部の会議で、県内から出荷されるすべての牛について、解体した牛の肉の表面の放射線量を測定するスクリーニングを行う方針を決めました。このうち一定の基準を超えた牛の肉については、さらに精密な検査を行うことにしています。秋田県によりますと、県内では牛を生産している農家が1300戸余りいるということです。秋田県は準備が整いしだい、来月1日から順次検査を行っていく予定です。