ノルウェーの首都オスロ中心部と郊外のウトヤ島で22日に起きた連続テロ事件で、ノルウェー国籍のアンネシュ・ブレイビク容疑者(32)が犯行を認め、「(テロは)残虐だが必要だと思った」と話していることが分かった。弁護士が23日、地元テレビに語った。
一方、警察当局はオスロの爆発に自動車爆弾が使われたことを確認。同容疑者が一連のテロを一人でやったと供述したことを明らかにしたが、別の人物が関与した可能性も調べている。
ロイター通信によると、テロの死者数は24日、93人に増えた。特殊部隊の上陸に時間がかかり、乱射は約1時間半続いたという。島では4〜5人、爆破現場のビルにも行方不明者がいるとされ、死者は100人近くに増える恐れがある。
事故調査機関はどうあるべきか。当事者の刑事責任を追及する警察などの捜査との兼ね合いや遺族・被害者への支援など、世界の取り組みを紹介しながら探る。