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人気アイドルグループ・AKB48が24日、埼玉・西武ドームで22日から開催してきた3日連続のコンサート「よっしゃぁ〜行くぞぉ〜!」を行い、AKB発足以来初となる“ドーム球場”公演を無事“完走”した。1公演3万人動員はAKB史上最高で、3日間で9万人を動員した。また、前日に熱中症でダウンしたエース・前田敦子(20)は元気な姿で復活した。
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観客わずか7人でスタートしたデビューから5年7カ月。最終目標に掲げる「夢」の東京ドーム公演への第一歩となる“ドーム球場”公演に、大島優子(22)は「ドームでできて最高!盛り上がりを忘れずにノリノリで楽しんでいって下さぁ〜い!!」とかすれ気味の声で絶叫。AKB、SKE、NMB、総勢141人のメンバーは3時間、ステージを所狭しと駆け回り、計45曲を歌い切った。
23日のライブでは前田が熱中症でダウン。アンコール前「フライングゲット」を歌唱中に声が出にくくなり、涙目となった。同曲は6月の選抜総選挙でセンターの座を取り返した“記念曲”。アンコールの冒頭では前田が舞台裏に引っ込んだままで、会場は騒然となったが、大島が「熱中症なんです」とファンに説明。前田は1曲目だけ欠席したが、その後再び登場し、最後までステージに立ち続けた。
一夜明けたこの日、前田は白いワンピース姿でソロデビュー曲「Flower」を熱唱。関係者は「もう大丈夫みたいです。楽屋でも談笑してました」と明かした。前日、満足に歌えず、悔し涙を浮かべた「フライングゲット」を笑顔で熱唱。前田の体調を心配していたファンからは、復活に地鳴りのような歓声が起こった。
これまでの最大動員は昨年3月の横浜アリーナ(2日間3公演で3万6千人を動員)。史上最高の3万人を前に、国民的アイドルの真夏の宴は、最後まで盛り上がりっぱなしだった。
(デイリースポーツ提供)
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