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【格闘技】

小橋 577日ぶり復帰

2011年7月24日 紙面から

ライバルの秋山準にチョップを浴びせる小橋建太(右)=大阪府立体育会館で

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◇ノア大阪大会

 プロレス界の鉄人・小橋建太(44)が23日、プロレスリング・ノアの大阪府立体育会館大会で1年7カ月ぶりにカムバックした。腎臓がん手術の後、一時復帰したものの、両肘・両膝を痛めて2009年末から戦線離脱。手術をへて577日ぶりに戻ってきた。タッグマッチで敗れたとはいえ、ファンから熱い小橋コールが飛んだ。

 小橋は新GHCヘビー級王者の潮崎豪(29)と師弟コンビを組み、秋山準(41)&斎藤彰俊(45)組と対戦。すぐにスタミナが切れて動きは全盛時とはほど遠く、28分9秒に秋山のエクスプロイダーでフォールされた。だが、右肘を集中攻撃され、鼻血を流しながらも最後まで戦い抜いた。

 もっとも、リングの上で「戦う姿」という芸術を作り上げることを目標とする鉄人には、復帰の喜びはなく、悔しさばかりのよう。「思っていたことの10分の1もできなかった。ショックが大きい。もう一度、一から自分を立て直さないと」と大粒の汗を滴らせながら語った。次戦は未定。 (大西洋和)

 

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