女性の皆さん、「男性の浮気はしょうがない」なんて言われたこと、ありませんか? そしてこう言われた時、反論が浮かばなくて心の中で浮気を許してしまっていませんか?
でも、もう大丈夫! 今回はそんなあなたに朗報があります! 実はアメリカで、ちゃんとした研究機関によって浮気にまつわる研究結果が発表されているのです。
そしてこの研究で、浮気は男女ともに「セックスがうまくいかないかも」という恐怖が強まった時や、浮気の後始末への恐れが少ない時にしがちであることが明らかになりました!
研究を行ったのは、アメリカのインディアナ大学付属『性の健康センター』インディアナ大学キンゼイ研究所、カナダのグェルフ大学の3機関。ちなみにこの浮気の研究は、初めてここでされました。
そもそも浮気とは、「パートナー以外の者との性的関係を持つことと、そのことがパートナーとの関係を破壊したり、傷つけたりすること」とこの機関では定義されています。なのでここでは、“心の浮気”や「元カノがいたなんて知らなかった!」なんてものは、浮気にはならないというわけですね。
まず、浮気に至る男女の比率は、男性23%、女性19%で、意外にもほぼ男女差がありませんでした。しかし、男女で異なっていたのは、浮気に至る要因です。
男性の場合、“その人の性的興奮の傾向”や、“どのような要因やシチュエーションに性的に興奮するか”が浮気に至ることに大きく関わっているとのこと。
一方、女性の場合は“パートナーとの関係が幸せなものでないこと”や、“性的価値観の相性の悪さ”が浮気につながると考えられているようです。
これについて、研究論文の主著者であり、インディアナ大学付属『性の健康センター』研究員のクリステン・マーク氏は「女性は、パートナーとの関係がハッピーなものでなければ、誰か別の相手に親密さを求めるのかもしれません」と指摘しています。
それより、「セックスがうまくいかないという恐れが強くなった時に、男女とも浮気をしやすい」という研究結果には、ちょっと驚きですね。
一見、逆効果に思えるこの傾向について、マーク氏は浮気というハイリスクな行動が、強い“抑制”と関連していると指摘しています。
マーク氏曰く、「性的興奮に関する問題、つまりセックスがうまくいかない恐れを打開するために、このようなハイリスクな状況を求めるのかもしれません。また、親密でない相手との方が、プレッシャーを感じないで済むのかもしれません。新しい相手は、自分が懸念を抱いていることも、他のことも何も知りませんからね」とのこと。
そして浮気はセラピーに応用可能とのことで、「性的にハイリスクな状況を避けるために役立つと期待されている」と発言しています。
いかがでしたか? 男女ともに、浮気は相手とのセックスを恐れている時やバレなさそうな時にするとのことですが、男性の浮気は当然なのではなく「その人の考え方や状況による」というわけですね。これでもう、公然と浮気を語る相手を言い負かせますね!
この研究論文には、まだまだ気になる結果が書かれているので、後編でさらに興味深い詳細をご紹介いたします。
【参考】