巷ではダイエットや食事制限にかんする様々な情報が飛び交っています。よく考えないでなんとなく信じ込んでしまっているような通説も多いのですが、本当のところどうなんでしょうか。そんな通説の真偽に迫ってみたいと思います。
通説その1: 夕方5時以降の炭水化物摂取を控えれば、痩せることができる
寝る前にスナックやお菓子を食べるのは、なんとなく罪悪感を覚えてしまう、そんな心理から、夕方以降炭水化物を摂らなければ太らないだろう、という気持ちになるのも理解できますが、ダイエットに大切なのはトータルカロリーであって、何時になにをどれくらい食べたか、ということではありません。
肥満の原因のように悪者扱いされることも多い炭水化物ですが、体にとって重要な栄養やエネルギーを供給する大切な要素であり、これを時間だけで制限するのはよくありません。注意すべきは、1日の食事量をよく考え、程よい運動を続けることです。
通説その2: セルライトはジャンクフードによるものだ
女性にとって大きな悩みのセルライト、これがジャンクフードやアルコールによるものだとしたら、セルライト対策はもっとずっと簡単なものとなっていることでしょう。実際のところ、セルライトはあなたの食事とは無関係なのです。もともと脂肪細胞をサポートする結合組織の変性が原因で、老化現象のひとつといえます。
通説その3: 体内の毒素を排出するためには、デトックスダイエットが必要だ
“デトックス(体内の毒素を排出する)”、この言葉もすっかりおなじみの日本語となったような感がありますが、いったいどの程度効果があるものなのかは疑問です。
あなたの体には、肝臓、腎臓、皮膚、腸、肺などが備わっており、有害な毒素や排せつ物を体外に排出するうえで十分優れた機能を果たしているからです。健康な人であれば、毒素を体外に排出するのに数時間ほどかかり、デトックスダイエットがこれを促進するという科学的根拠は出されていません。むしろ、デトックスダイエットに偏ると、必要な栄養素まで逃してしまう可能性があるといいます。
通説その4: サラダは絶対的に健康な食べ物だ
たしかに、野菜が豊富に含まれているサラダは健康的といえます、しかし、それもドレッシングに多量の脂肪、塩分などが入っていればむしろ極めて不健康な食べ物となってしまいます。
よく店で売られている出来合いのサラダのなかには、サンドイッチよりもカロリーの高いものがあることを覚えておきましょう。チーズ、カリカリベーコン、マヨネーズなどはとくに大敵です。サラダには、良質なオリーブオイルとレモン汁のドレッシングをかけて食べるようにするなど、注意が必要です。
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