中国の若者の自己主張がハンパないことに / 奇抜すぎる「非主流」スタイル

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世の中をナナメに見てみたり、ちょっとトンガってみたり、親や教師が眉をひそめるような服装をしてみたり。これらは若者の自己表現の一種であり、大人へのワンステップ。ある意味、彼らの特権でもある。

多少なら微笑ましくも見ていられるのだが、中国の若者達の自己主張が激しすぎてハンパないことになっている。

まっすぐに下ろした長めの前髪に、ツンツンにとがった後頭部。耳首手足と体中いたるところにジャラジャラのアクセサリー。反逆的にして過激。手がこんでいるのに、どこか退廃的。中にはハロウィンばりの妖怪風メイクを施している若者もいる。

一瞬パンクに見えなくもないが、何かが違う。 何とも形容しがたいファッションに身を包む彼らは、模範的もしくは流行を追う青少年に対し、「非主流」と呼ばれている。奇抜なファッションや言動を通し、「みんな」とは違う自分だけの個性や主張を表現しているそうだ。

彼らのほとんどが90年代に生まれ。爆発的に経済発展する中国しか知らない世代、言わば新世代である。彼らの不可思議な言動は、しばしば中国の大人達を困惑させているらしい。

中国のネットユーザーからも
　
「心臓に悪い」
「タスケテー！」
「なんてこった」
「自分をカッコイイと思っちゃった悲劇」
「ついていけない」
「ここは動物園ですか」
「もう、何も見えないよ……」
　
など圧倒的多数の拒絶反応である。

だが、大人達に驚かれるのも彼らにとっては存在を認められた証（あかし）。その髪型を見た父親に「お前は自由の女神にでもなったのか？」とツッコまれたと面白おかしく報告する若者もいる。

世間とは違う、私は特別な存在と仕切りに主張する彼ら。一般的なものに対しての非主流だったはずが、非主流も一種の流行となりつつある。非主流ファッションに身を包む彼らが割と似ているように見えるのは気のせいだろうか。

是非はともかくとして、彼らの自己肯定パワーは感心するほどである。

参照元：tt.mop.com（中国語）

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