ATOK 2011 for Windows [プレミアム] ダウンロード版
お布施キタコレ(不具合?追記有り)
今回はバージョンアップして良かった(今のところは…)
やっぱり価格だろうなぁ
毎年この時期になるとやってくる一年に一度のイベント…それは……
ATOKの新バージョン発売!!
ワーイ ヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノ ワーイ
別に毎年ガンバって買う必要も無い事は百も承知なんですが…やっぱ自分が使ってない内に良くなってるとその年は損した気分になるじゃないですか?w
と言うわけで?、今年はちょっと奮発してプレミアム版を購入してみました
一応「エイトック?ナニソレ??」って方用にざっくりと説明…
ATOKというのは日本語入力ソフトです
Windowsに付いてくるMS-IMEなんかと同じ系統のソフトですが、コチラは有料な上にけして安くもない
だがしかし…
とにかくMS-IMEなんぞとは生まれも育ちも違います
使い勝手が本当に良いんです
ナゼそんなに違うのか?
そんなの気のせいだろ??
と思う方も中には居られると思いますが、それには当然理由がアリマス
1. なが~い歴史
日本語入力ソフトとしてはきっと一番長く続いてるんじゃないでしょうか?(しらねーけどw)
(ATOKの名前では既に25年・その前身まで遡ると30才を超えるという、世界的に見てもカナリのご長寿なソフトです)
その間に蓄積されたデータ・ノウハウが今の使いやすさに繋がってるわけですね
2. 日本製
しかも四国徳島というローカルなソフトハウスの製品ですw
対してMS-IMEも初期は日本製をベースにしてたんですが、今や中国製(違ったかも?)ですからね
やっぱ日本語を連ねて文章を作るためのソフトは日本人が作らにゃダメでしょ
3. 開発頻度
コレは功罪有るとは思いますが…
ATOKは既に(通し番号で言うと)24代目
2001年からは毎年新しいバージョンを出して熟成をしてきた歴史が有ります
その間、浮き沈みは色々有りつつもずっと有料で販売(単体での販売はATOK 7辺りからだったかと思いますが)出来ているATOKと、単体で販売されていないMS-IMEでは、そりゃ出来が変わってこようというモノです
…と適当に思いつくだけでもこんだけヨイショ出来る理由があるわけですw
しかし、そんな「I Love ATOK」な自分でも前バージョンの「ATOK 2010」はイマイチでした
正直、更にその前の「2009」と比べて期待したほど変換精度が上がった感じもなかったし、「2009」と「2010」を平行して使っていても便利になったなぁ~と感心出来る部分もあまり無かったんですよね(ちなみに「2008」→「2009」の時は「ATOK 4E」が目から鱗な感じでしたし、「2008」の前は5代前の「ATOK 16」を使ってたんで変換精度も便利な機能も比較になりませんでしたw)
去年がそんな印象だったんで、今年は、ぶっちゃけ購入を悩みました
同じ買うにしても、もう少し値段が落ち着いてからでも良いんじゃないかと…
が、そんなのは杞憂でした
今回の「2011」は、(まだ使用を初めて丸二日も経ってませんが)かなり満足出来る出来映えという印象です
● インターフェイス
とりあえず、真っ先に目につくのはATOKパレットと言語バーの統合でしょうね
見た感じではATOKパレットに言語バーが吸収されたような感じなんですが、最小化させたときは旧言語バーの収まっていた位置(タスクバーを下(または上)に表示している一般的な状態ではシステムトレイの左側)に表示される感じなんで、ATOKパレットが廃止されたって事で良いのかな?
また、設定次第で旧バージョンの状態に戻せるようにも作られています
手順は以下
メニューの「プロパティ(環境設定)」→「入力・変換」タブの「表示」→「ATOKの状態を言語バーで表示する」のチェックを外す
「脈絡もとりとめもない独り言」さん(http://yassblog.blog.so-net.ne.jp/2011-02-10)を参考にしました
しかし、ナゼか我が家では、「ATOKの状態を言語バーで表示する」の項目がグレーアウトしていて変更出来ず
特に困ってませんが…ATOK 2010をアンインストールせずにインストールしたのがまずかったんでしょうか?
その後色々有ってやり方が分かったので追記しておきます
上記の作業をする前に、
メニューの「プロパティ(環境設定)」→「入力・変換」タブの「入力補助」→「特殊」→「テキストサービスの詳細設定」ボタンをクリック→「テキストサービスを使用しない」にチェック→ここまでやると強制的にPC再起動が開始
とすることでATOKパレットと言語バーを分離する(以前のバージョンの状態に戻す)事が出来ました
ちょっと(と言うか)かなりメンドクサイですw
(公式FAQに手順が書かれたページもありました コッチの方がわかりやすいかな?→ http://support.justsystems.com/faq/1032/app/servlet/qadoc?QID=049540)
● 機能
インストール時(正確にはインストーラは同じですが他の機能群はATOK本体のインストールを済ませた後になりますが)にATOK以外に4つの項目が個別にインストール出来るようになっています
Office連携ツール for ATOK
Word,Excel,PowerPoint,Outlook,等で単語登録が出来たり、メーラーのアドレス帳から辞書を作成したり出来るようになります
プレミアム辞書・辞典
入力した単語の意味を、大辞林(国語)・ジーニアス(英語)を使って表示してくれる機能が追加されます
文書作成中はもちろん、コンテキストメニューから「再変換」を選択出来るソフト上であればあらかじめ入力されている文字列からでも意味を調べることは可能です
8カ国語Web翻訳変換 for ATOK
入力中の文字列を英語・中国語・韓国語・フランス語・ドイツ語・イタリア語・スペイン語・ポルトガル語に変換することが出来ます
ただ、同時に使用出来る言語はひとつだけ(別の言語に翻訳したいときは設定変更が必要)だったり、オフラインでは使えなかったりする点は残念至極って感じです
ATOKダイレクト for Excel
複数行にまたがる文章をテンプレ的に登録して変換候補に追加しておける機能です
あまり個人的に興味が無いので使ってませんw
この中で自分が必要だと思う機能を追加でインストールするだけです(イラナイと思えば何も入れなければ良いんですが…それならプレミアム版を購入する意味は無いですねw)
自分は、とりあえず「プレミアム辞書・辞典」と「8カ国語Web翻訳変換」だけを導入しました
他に気になったのは、「おまかせキーワードチャージャー」と「スマートモードチェンジ」
『オマカセキーワードチャージャー』ではRSSを配信してるWebページの情報を解析してワードを抽出・推測変換候補として自動的に辞書を強化してくれる機能のようです
試しに自分のブログを登録してやってみたんですが…とりあえず確認出来たのは
「PCパーツ長者」
がイッパツ変換出来るようになったことくらいかな?w
ただ、前述の通り上書きインストール?しているため直前まで使用していたATOK 2010の辞書を引き継いでるんで、既にこのあたりの単語は学習済みの気がしないでも…
とりあえず北森さんとことかも登録して、効果を感じられた時点でまた追記したりするかも知れません
『スマートモードチェンジ』は変換候補の選択時に選んだ単語で、方言や人名などのモードに自動で切り替えてくれる機能です
ココは一見便利そうですが…自分の関西弁がおかしいのか、いくら試しても関西弁の話し言葉には切り替わりませんw
人名では「切り替わりました」って表示は出るんですが、方言では表示されないんですかね?
ちょっとよくワカリマセンね
様々な変換候補が、同じ操作で表示されるようになりました
以前はデフォルトではカナや英数字にそのまま出したい単語(「INTEL」とか「AMD」とかw)の時はF10キーを押すか、変換候補にカナや英数字の候補を追加する設定にして使ってたんですが、今回のバージョンからはその手間は不要になりました
変換候補が表示されている状態で数字の「0」を入力して候補を切り替えることで、カナや英数字も候補一覧に表示されます
また、連想変換・推測候補(省入力変換もこの中に表示されたり)も同じように「0」で切り替えて表示出来るんで、以前のようにそれぞれの候補を呼び出す操作をイチイチ覚える必要は無くなったのは大きな進歩かなと思います
● まとめ
全体的に辞書の精度を前面に押し出さず(タブンその面でもぬかりないんだとは思いますが)に、
それぞれの人の使い方に合わせて最適化される方向に舵を切った
って印象です
入力ミスを自動で補正して変換候補を予想してくれたり、敬語や文法のミスを指摘してくれるようなコレまでのバージョンでも持っていた基本姿勢にプラスして、コレまで述べたようないろんな機能で、よりユーザーライクになった感じですね
後は、この価格をどう捉えるかですね
基本的には、ベーシック版との差額が¥2500程度しかない(レビュー投稿時のパッケージ版最安値の価格差@coneco.net調べ)んで、辞書ソフトも買うつもりでプレミアム版を…ってのがオススメですが…
ただ、やっぱ普通は日本語を入力するだけのソフトに一万円直前はやっぱ高く感じるかなぁとも思いますw
そういった方には、¥315/月で利用出来る定額制がオススメでしょうね
http://www.justsystems.com/jp/products/atok_teigaku/feature1_1.html
ただ、定額制ではプレミアム辞書がついてこないという罠が…
また、30日間限定で使用出来る体験版も用意されてますんで、価格が気になる方は、一度試してみてから購入(定額制の申し込み)されることをオススメしておきます
全然関係ないけど…Intelはイッパツ変換(「いんてる」と入力して変換)出来る上にジーニアス辞書にも
In・tel /Íntel/
[名]インテル《米国の半導体・マイクロプロセッサーのメーカー》.
(表示結果より抜粋 ジーニアス英和辞典 第4版 (C) Taishukan, 2006-2008.」)
と登録されているのに、AMDはイッパツ変換も用語としての辞書引きも出来なかったw
ついでに
Core(「こあ」と入力)
Atom(同「あとむ」)
Xeon(同「じーおん」)
とか変換出来たのにPhenom(同「ふぇのむ」)は出来ず(Athlon(同「あすろん」)は出来ました)
…どんだけAMDキライやねんwww
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※ 追記 (11/06/29)
約4ヶ月使用してきましたが、相変わらず普段使いには非常に快適
全く困らずに使用出来てるんですが…
どうも、コレに変えてからEDIUS 6で文字(タイトルやテロップ等)を表示するための「クイックタイトラー」での入力が恐ろしく重いです
試しにMS-IMEやATOK 2010に戻してみたら軽かったので…EDIUSのタイトル作成機能とATOK 2011の某かの機能がバッティングしてるんでしょうか?
EDIUS+ATOKなんて環境の人にしか起こらないのかも知れませんけど、一応ご報告しておきます
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その他のIMEレビュー
ATOK 2008
http://club.coneco.net/review/Review_Detail.aspx?rev=26998
ATOK 2009
http://club.coneco.net/review/Review_Detail.aspx?rev=28137
ATOK 2010
http://club.coneco.net/review/Review_Detail.aspx?rev=31285
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37人中、29人のユーザーが、このレビューを「役に立つ」と投票しています。
[データ更新日時:2011/07/25 05:20]
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