日本で最も面白い漫才師を決める選手権「THE MANZAI 2011」で審査委員長を務める島田紳助(55)と予選を突破した50組のうちの9組が24日、東京・青海の湾岸スタジオで会見した。
紳助は決勝大会の司会にナインティナインを指名し、「賞金はなし。レギュラー番組は芸人にとって賞金よりもうれしいでしょ」と続け、優勝組にはフジテレビのレギュラー番組出演の権利を与えると発表した。
紳助によると、審査員は現在選考中。依頼しても断られることが多いとぼやき「上岡(龍太郎)さんにまで電話してしまいましたよ。切り出せずに切ったけど…」と笑った。
同選手権は1980〜82年にフジテレビ系で放送され、B&B、ツービート、紳助・竜介らが出演し漫才ブームを巻き起こした伝説の番組を29年ぶりに復活させるもので、紳助は「自分は『THE MANZAI』に出演して人生が変わった。お笑いブームが続いて、恩返しができたら」と期待した。
会見でキングコングの梶原雄太(30)が「決勝に進めなかったら離婚します」と公約すると、スリムクラブの真栄田賢(35)は「オヤジのアドバイスで下ネタを入れたい」と抱負。紳助は「4分の時間がポイント。最初の30秒で審査員の心をつかまないとあかん」と激励した。
応募総数1516組から予選を勝ち上がった50組は10月2日からの「本戦サーキット」に参加。上位16組が12月にフジテレビ系で生放送される決勝大会に駒を進める。
(紙面から)