「ノア」(23日、大阪府立体育会館)
鉄人・小橋建太(44)が潮崎豪と組んで、秋山準、齋藤彰俊組と577日ぶりの復帰戦に出陣。敗れたものの、約30分を戦い抜いた。
クライマックスは15分過ぎ。コーナーに追いつめた齋藤に、散々痛めつけられた右腕で水平チョップを85連発。チョップの合計は128発に達し、新技の戎橋ロックも公開した。25分すぎ、秋山のフロントネックロックに捕まって失速し、最後は変型スターネスダストに沈んだが、大きな「小橋コール」が降り注いだ。
試合は09年12月23日以来。昨年1月6日に右肘部管症候群による右尺骨神経剥離術と右膝関節遊離体切除の手術を受け、欠場期間は06〜07年の腎臓がんの時より長かった。
そこから再起して30分近く戦ったが「まだまだダメ。思っている10分の1もできなかった。みんなの期待以上に動けない。喜びより悔しさの方が大きい」と悔しがることしきり。「試合に出続けたい気持ちはあるけど、もう一度(体を)つくり直して一からやり直す。この先しっかりリングに足が着くように」と、完全復活を誓っていた。
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