「大相撲名古屋場14日目」(23日、愛知県体育館)
大関とりの関脇琴奨菊は若の里に敗れ、平幕相手にまさかの連敗。今場所後の大関昇進は絶望的となった。
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終戦宣言だ。若の里のすくい投げに屈した琴奨菊は「もっともっと強くならないと。自分が弱いからいけないんです」とサバサバと振り返った。終盤の連敗で大関昇進の目安とされる直近3場所の33勝に届かないことが確定した。
この日、番付編成を所管する審判部では今場所の12勝を前提条件にすると話し合ったばかりだった。貴乃花部長(元横綱貴乃花)は「千秋楽がありますから」としながらも、「つなげていってほしい」と今場所後の昇進見送りを示唆した。
来場所も大関とりのチャンスがあることは「まだ死んでいない」と自覚している。帰り際、13日目に敗れた隠岐の海を見つけると、せき払いで“プレッシャー”をかけた。「こういうのが大事なんです」。ジョークで悔しさを隠す余裕は取り戻した。
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