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　「大相撲名古屋場１４日目」（２３日、愛知県体育館）

　大関日馬富士が結びで横綱白鵬を寄り切って、１４戦全勝で千秋楽を残して０９年夏場所以来２度目の優勝を決めた。白鵬の史上最多となる８連覇の夢はついえた。

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　白鵬が力なく土俵を割り、前人未到の８連覇は夢と消えた。２敗目を喫し、昨年初場所以来となるＶ逸が決まった。「悔いはない。これが今の自分の力なんじゃないかな」。さばさばとした口調で、敗戦の弁を述べた。

　立ち合い負けし、終始後手に回った。「思ったよりも自分の呼吸で立てなかった」と振り返り、「人間だから」と８連覇がかかる一番にプレッシャーがあったことを告白。この日の朝に宿舎の稽古場を撤去した。大一番を前に稽古できなかったことが、多少は影響したのかもしれない。

　今回はあと一歩で新記録に届かなかった。「一生懸命やっていれば、いずれ（チャンスが）くるんじゃないかな」。しっかりと前を見据え、再チャレンジを宣言した。