サッカー女子のプレナスなでしこリーグが24日、各地で再開した。ワールドカップ(W杯)で世界一に輝いた「なでしこジャパン」の選手たちのプレーを一目見ようと、日本代表7選手を擁する首位INACの本拠地ホームズスタジアム神戸(神戸市)は、リーグ史上最多となる1万7812人の観客が詰め掛けた。
試合はINACが日本代表の大野忍(27)の2ゴールで千葉に2−0で勝ち、6戦全勝。W杯で最優秀選手に選ばれた沢穂希(32)は、スタンドの熱狂に「W杯みたい。これだけ多くの人に足を運んで頂いてありがたい」と笑顔で話した。
前日の昼から集まり始めたファンの長蛇の列は数百メートルにおよび、予定より30分早く開門された。Tシャツやタオルなどのグッズもすぐに完売した。
試合前には日本代表の佐々木則夫監督(53)と両軍の代表選手に花束が贈呈され、1968年メキシコ五輪得点王の釜本邦茂氏(67)が「始球式」を行った。(共同)