スーパーおおぞら:客室内に白煙、トンネル内から乗客避難

2011年5月27日 23時47分 更新:5月28日 1時42分

 27日午後9時55分ごろ、北海道のJR石勝線占冠(しむかっぷ)-新夕張駅間を走行中の釧路発札幌行き特急スーパーおおぞら14号(6両編成)から「客室内に煙が充満している」とJR北海道に連絡があった。列車は占冠村ニニウの第1ニニウトンネル(長さ685メートル)内部で緊急停車し、乗客244人はトンネル内の線路を歩いて避難した。富良野広域連合消防本部によると、乗客約20人が一酸化炭素中毒とみられる症状で体調不良を訴えているという。

 JR北海道によると、1~3号車の客室内に一時白煙が充満した。列車が脱線している、車両から炎が上がっているとの情報もある。道警富良野署から連絡を受けた富良野消防署占冠支署は、現地に消防車や救急車を派遣し確認を急いでいる。JR北海道はトンネル外に避難した乗客をバスなどで宿泊施設などに搬送する予定。【伊藤直孝】

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