2011年5月27日 19時16分 更新:5月27日 21時7分
全国私立学校教職員組合連合(全国私教連)は27日、10年度に私立高を経済的理由で中退した生徒が生徒総数に占める割合が0.05%だったと発表した。前年度比0.04ポイント減で、98年度の調査開始以来最低となった。私教連加盟587校のうち回答のあった324校で、経済的理由により中退した生徒は56校に143人いた。10年度から高校授業料の無償化に伴う就学支援金が始まったのが要因とみられるが、奨学金に依存する世帯なども報告されており、私教連は「さまざまな支援制度に支えられながら、ギリギリのところで通っている」として支援策拡充を求めている。