2011年5月26日 22時38分 更新:5月26日 23時55分
東京電力は26日、福島第1原発3号機のタービン建屋から移送した汚染水の受け入れ施設で水位の低下が見つかった問題で、同施設と別の建物をつなぐ地下の連絡通路に汚染水が流れ出し、深さ約2メートルの水がたまっていたと発表した。東電は「地下水への漏えいはないと思っている。水位が釣り合うところまで移動した後、水位低下は収まるのではないか」と説明している。
汚染水が流出したのは、2号機の汚染水の受け入れ施設にもつながる連絡通路。汚染水の表面付近の放射線量は毎時70ミリシーベルトだった。
また、汚染水の低下は、25日午前11時から26日午前11時までの間に1時間当たり2~3ミリ、計59ミリになった。水量は約70立方メートルに相当するとみられる。
一方東電は26日、2号機の汚染水の受け入れ先施設が満杯近くになったとして、移送作業を停止したことを明らかにした。
【関雄輔、岡田英】