大相撲:7月の名古屋から本場所再開を決定

2011年5月26日 18時38分 更新:5月26日 19時52分

会見する(左から)伊藤滋特別調査委員会座長、放駒理事長=東京・両国国技館で2011年5月26日、梅田麻衣子撮影
会見する(左から)伊藤滋特別調査委員会座長、放駒理事長=東京・両国国技館で2011年5月26日、梅田麻衣子撮影

 日本相撲協会の放駒理事長(元大関・魁傑)は26日、東京・両国国技館で会見を開き、八百長問題を受けて2場所続けて中止していた本場所を7月の名古屋場所(愛知県体育館)から再開する方針を示した。再開には問題の調査、関係者の処分、再発防止策の整備が条件となっていたが、同日の理事会で調査の最終報告がなされ、「一応、条件はクリアしたと思う。やることはやった」と述べた。近く、監督官庁の文部科学省を訪れ、了承を得る。

 八百長問題を受け、協会は3月の春場所を中止。5月の夏場所も中止し、代わりに番付編成のための技量審査場所(両国国技館)を無料公開した。本場所としての通常開催は、1月の初場所以来となる。

 理事会には、25人の八百長関与を認定した特別調査委員会(座長=伊藤滋・早稲田大特命教授)がまとめた最終報告書が提出された。調査結果を確認した上で、技量審査場所で実施した再発防止策に補強が必要かなどを協議した。

 26日をもって調査委は解散した。協会が本場所再開の条件としていた(1)実態解明(2)関係者の処分(3)再発防止策の整備--の3項目がそろったため、本場所再開に障害がなくなった。25日には、放駒理事長と村山弘義副理事長が文科省に経過報告していた。

 名古屋場所は今月19日が前売り券の発売予定日だったが、調査の長期化によって延期されていた。

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