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カリフォルニア大学バークリー校の研究チームが、24名の成人に対して実験をした結果、3Dのコンテンツを見ると目と脳を害する、と結論した。それは科学的用語では輻輳調節(vergence-accomodation)と呼ばれ、目は絶えず、物理的スクリーンまでの距離と3Dコンテンツの距離の両方に合わせようと努める。そしてその努力によって、目の不快感や疲労、頭痛などが生ずる。目の疲労なんて、日常的によくあることだと思うが、今回は3D技術が悪者にされているのだ。
視力検定と視覚科学の教授Martin S. Banksは、Journal of Vision誌の記事_The Zone of Comfort: Predicting Visual Discomfort with Stereo Displays_の中で、”3Dディスプレイを見るとき人の目は、光源である画面までの距離に焦点を合わせるが、それと同時に、立体的なコンテンツにも焦点を合わせようとする。後者は、画面の後ろにあったり前にあったりする”、と述べている。
8月の後半2週間の休暇が認められたので、そのお祝いに、私がこれまで見た中で最大のインフォグラフィックをご紹介しよう。この、“The Social Travel Revolution”(旅行のソーシャル革命)と題するインフォグラフィックは、今はまだベータ中の旅行サービス Triplの作だ。
がん患者と治療成功者のためのソーシャルネットワークは、前からある。たとえばKnowCancer Communityや、若年性がんが治癒した人たちのためのPlanet Cancerだ。そして今日ご紹介するI Had Cancerは、がん患者、治癒者、患者を支援する友だちや家族のための新しい情報源だ。今は非公開ベータ中だが、本人ががんの人や、友人知人等に患者のいる読者250名が、C55484というコードでベータサイトに招待される(ふつうの人もレギュラーサイトの公開ベータに参加できるが、申し込んでから立ち上げの通知を待たなければならない)。
I Had Cancerを作ったのは、ニューヨークのSqueaky Wheel Mediaのチームだ: Mailet Lopez、Robert Boyl(Q&AサービスCrowdbeaconを作った人)、そしてAnthony Del Monte(Sqweaky Wheelの社長でファウンダ)。Lopezは乳がんの治癒者で、彼女は最初、そのほかのがん治癒者たちのためのブログを、 I Had Cancerという名前で立ち上げようと思った。でもその企画がやがて、治癒者や家族が経験や情報を共有しながら、ほかの人たちを助ける、総合的なコミュニティへとふくらんでいった。
Spotifyの新しいユーザとなった合衆国の人たちは、今ごろきっと、プレイリストを作って友だちと共有するのに忙しいことだろう。この、プレイリストの作成と共有は、アメリカでもSpotifyが既存のMogやRdioのような音楽サービスを凌いで、やみつきのユーザを増やすだろうと思われる、最大の理由だ。少し前に、頭の良いちっちゃなスタートアップが、やはりこの機能の将来性に目を付けて、Spotifyの外でプレイリストを共有できるサービスを作った。
そのShareMyPlaylistsがこのたび、£250,000(25万ポンド)のエンジェル資金を確保した。エンジェル投資家のMark Pearsonは、Markco Media Ltd/MyVoucherCodesの会長だ。Pearsonは、UGCのメディアサイトBlottrにも投資している。
広告代理店BIA/Kelseyの推計では、合衆国のモバイル広告の売上は2015年に28億ドルに達する。モバイル広告がこれほど急成長しているのは、comScoreの5月の数字が示すように、スマートフォンの普及がその大きな原因だ。今、アメリカ〔総人口3億、15歳以上人口2億〕のスマートフォン保有者は、なんと7680万人に達する。
モバイルOSの主要選手たち…Android、iOS、RIM、Symbian、Windows…は依然としてしのぎを削っているが、今先頭を走っているのはAndroidだ。今とくに競争が激しいのはAndroid vs. iOSだが、この両者、広告の成績ではどうだろう? inneractiveが作ったインフォグラフィックを見ると、広告戦における両者の戦果がうかがえる。
まさに、Appleの前四半期はすごかったが、でもそれは、どれぐらいすごかったのか? Asymcoが作ったこのグラフを見ると、Appleのすさまじい成長ぶりがよく分かる。前四半期の成長率は82%だったが、四半期の売上が286億ドルという、どでかいサイズの企業が、短期でこれだけ成長した例は過去にない。
グラフでお分かりのように、売上の伸びの要因は、ほとんどiPhone(グレーの部分)とiPad(ブルーの部分)だ。Appleの売上の71%、そして利益の78%は、iOS製品からだ。そしてiPadは単独で、Macの売上を食っている。
PlacecastのShopAlertsサービスは、いろんなお店の特売情報を携帯電話から消費者に届けるサービスだが、今ではThe North FaceやAT&Tなどの有名ブランドも利用している。そして今日(米国時間7/21)同社は、ShopAlertsのセルフサービスバージョンを立ち上げる。お店がモバイル上の位置対応販促プロモーションを自分で作り、自分で載せ、集客結果を自分で調べる、という、サービスと利用者(店)双方にとって便利なサービスだ。
ShopAlerts Self-Serveを利用してお店は、顧客の携帯に位置対応のお買い得情報などを送ることができ、そのサービスをオプトインしている消費者は、店内、オンライン、テキストメッセージ、モバイルのWebサイト、Facebook、などなど、さまざまな形でメッセージを受け取る。つまり、オプトインした消費者が、特定位置の特定範囲内にいれば、サービスはそのことを検出して特売情報や案内情報などを彼/彼女に送るのだ。
建物内で人を見つけるサービス(indoor positioning solutions)Nearbuy Systemsが今日(米国時間7/21)、100万ドルのシード資金を獲得したことを発表した。投資会社は、Motorola Ventures、(元Google CEO Eric Schmidtの)Innovation Endeavors、そしてMetamorphic Venturesだ。資金は、合衆国全域の小売店に対する、同社製品の販売促進に使われる。
ZuluTimeやShopkickなどが、すでに小売店の店内販促や広告サービスを提供しているが、このNearbuyも同じく、店内マーケティングという難題に挑戦している。それも、難題中の難題、店内で消費者の所在を検出することだ。GPSは屋内では使えないし、既存のインドアシステムは不正確だ。そこでNearbuyが開発したのは、特殊なWiFi技術によって3フィート以内の位置にいるお客を見つける方法だ。
前に見たようなタイトルだ、と思った読者は、たぶん今年初めの本誌記事、「Googleは1億ドル+αでPathを買おうとして断られた」を読んだ方だろう。PathもGoogleを振ったのだ。
ちょうどそのころ、複数の情報筋が確認していたところによると、GoogleはColorもねらっていた。Bill Nguyenが創ったモバイルのソーシャルネットワークだ。それはColorがロンチするかなり前のことで、Googleは企業としての将来性とチームの能力の両方に目を付けていた。そのときのGoogleの出し値は、2億ドルだったそうだ。
今日(米国時間7/21)Googleは、Androidマーケットの開発者向け機能を強化するアップデートに関する発表を行った。そしてこれは一般ユーザーも恩恵に預かる新機能だ。今後開発者はAndroidマーケットで、複数のAPK(アプリケーションのためにAndroidが使っているファイル種別)を配布し、それを少なくともマーケット上では同じアプリとして扱うことが可能になる。
大したことないように聞こえるかもしれないが、これは重要だ。例えば今、Androidタブレットで「Fruit Nijna」を検索したとする。ユーザーは「通常版」のFruit Ninjaまたは多くの最新Androidタブレットが使っているTegraプロセッサーに最適化したバージョンであるFruit Ninja THDのどちらかをダウンロードする選択肢を与えられる。もちろん、欲しいのは後者である ― しかし、同じゲームをAndroid電話機でプレイしようと思うと、通常版を別に買わなければならない。
昨日(米国時間7/20)のFortune Brainstorm Techカンファレンスで、映画『ソーシャル・ネットワーク』で、ウィンクルヴォス兄弟の、Mark Zuckerbergはハーバード大学倫理規程に違反している、という主張を却下したあの悪名高きシーンが、実話なのかと尋ねられた元ハーバード大学学長のラリー・サマーズは、屈託なくこう答えた。
学長をやっていて学んだことがある。学部の学生が木曜日の午後3時にジャケットにネクタイ姿でいる理由が2つある。一つは、就職活動中で面接に行く。もう一つは、そいつがサイテーな奴である。あれは後者のケースだった。