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安全面に不安、輸出に影響か…中国高速鉄道事故

 【北京=幸内康】中国浙江省で23日起きた高速鉄道路線での事故は、かねてささやかれていた安全面での不安を現実のものにした。

 事故原因はまだ不明だが、急ピッチで進めている整備計画や海外進出にも影響が出る可能性がある。

 中国の高速鉄道網は、2007年に初めて運行されて以来、10年末で営業距離が8000キロ・メートル超に急激に延びてきた。20年には1万6000キロ・メートル以上に延びる予定だ。

 国内だけでなく、中国鉄道省は海外での高速鉄道建設にも積極的で、すでにトルコで路線建設工事に国有企業が参画している。さらに、川崎重工業から技術供与を受けた国有の車両製造大手「中国南車」が、日本や米国などで車両の台車や先端部分など計21件の特許手続きを進めている。

2011年7月24日11時01分  読売新聞)

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