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配線抜き取られ、2日間地デジ見られず

 北海道函館市椴法華地区の椴法華テレビ共同受信施設組合(前田一雄会長)が管理する、地上デジタル放送(地デジ)用の装置から配線が抜き取られ、組合に加入する355世帯で2日にわたって地デジが視聴できなくなっていたことが23日、分かった。

 同地区の多くは難視聴エリアにあり、組合は4月、専用のアンテナや電波変換器などを設けて「地デジ化」を行った。しかし、19日朝から、地デジが見られないとの連絡が相次いで寄せられ、業者が調べたところ、国道近くに設置された電波変換器の中にある配線8本(計4万円相当)が抜き取られていた。修理は20日夕に終わり、再び視聴できるようになったが、組合は函館中央署に被害届を出した。

 前田会長は「椴法華地区は高齢者世帯が多く、テレビが唯一の楽しみ。どうしてこんなことをするのか」と話している。

2011年7月24日08時44分  読売新聞)

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