この数日国会で、菅総理の政治団体・草志会から政治団体「市民の党」から派生した「政権交代を目指す市民の会」に6250万円の多額な政治資金が流れた問題で質問が相次いだ。市民の党は北朝鮮拉致問題の容疑者の息子を、三鷹市議選に擁立し落選した。北朝鮮に関係があると思われても当然だ。
市民の党は武蔵野・三鷹・小金井など各市ではある意味で有名な存在だ。複数の市議会議員を立候補させ武蔵野市でも3名の市議会議員が当選している。
地元で政治にかかわった人間なら、市民の党の雰囲気は十分分るはずだ。菅さんが擁立した、武蔵野市選出の松下玲子都議も、選挙の取引で市民の党と組んだという。菅さんが北朝鮮との関係を知らなかったと答弁したが、地元にいて都議選の取引などに関係していたのだから、白々しいという感じである。
選挙はなんでもありか?菅さんはそういう人物だと思えば良いのだろう。菅氏の祖国日本に対する忠誠心の問題だ。そんな人物が総理の座に座っている。民主党そのものの信用も問われている。
国会答弁によれば、横田めぐみさんのお母さんは、「何を信じればいいか分らない」「本当に私たち家族を取り戻してくれる政府なのか」吐き気がするほど具合が悪くなったと語ったという。実につらい話しである。