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平成の「悪党」はこう作られた

マクロビオティックは肉食を禁じていない?

とらねこ日誌

doramao プロフィール

しかし、妊娠期・授乳期について、また、子どもに同様の食事を勧める事については一貫して反対を表明しております。妊娠期・授乳期は親の食事内容が子どもに大きな影響を与えますが、マクロビオティックで推奨される食生活は、乳幼児に栄養素欠乏症や過剰症を引き起こす可能性*1が高いと考えられるからです。

桜沢氏はどのような食事を妊産婦に推奨しているのでしょうか?食養人生読本から引用してみましょう。
p55-56より
さて、こんな完全な子は、どんな食養をしたら生まれるかといいますと、まず平素の食養のたしなみが何よりも大切です。大人物、賢い人、強くて、しかも優しい人、美しい人は、みな正しい食物を正しくとっている母から生れ、正しく養われた人ばかりです。

<中略>

肉や卵は絶対に(内地では)とらない方がよろしい。魚はときどきとってもよろしいが、ナルベクない方がよろしい。また、魚をとる時は頭から尾まで、ヒレもウロコも骨も、ゾーモツもみな頂くので、小魚がいちばんよく、必ずその三倍以上の野菜をそろえることが必要です。
どうやら絶対に肉は駄目なようです。では、この原則を破るとどうなるのでしょうか、同書で桜沢氏は次のように述べております。
p59より

だいたい、お産は、ごく生理的なことなのですから、苦しいものであるはずがありません。お産が苦しいなどというのは、食養を破った罪人だけです。難産の子供は、人生の第一歩から不幸で、おまけに一生不幸です。
p61-62より
『幸福製造工場』の理想的な第一回作品である赤ン坊は、赤くて小さいはずです。大きくて白い、白ン坊はできそこないで、青ン坊はペケ品です。あなた方の「幸福の鳥」は赤い鳥です。大きい「白ン坊」「青ン坊」は不幸をまきちらす凶兆です。正食をしないと、そんな子供しかできません。そんなペケ品やできそこないが生まれたら、ソレコソ苦労します。できてしまったら、しかたがありませんから、一日も早く「赤ン坊」に改造することです。それには母が正食をすればよいのです。事はかんたんです。乳のみ子のあいだに死ぬのが多い中で、ことに生まれてから一ヵ月以内に死ぬのが一番多いのは、たしかに妊娠中の悪食の報いが、いかに恐るべきものであるかを示します。
ここまでなるべく冷静になるように努めて書いて参りましたが、この一文を引用するにあたり、強い怒りがこみ上げてきました。桜沢氏を信頼する人々が、ここまで強烈に書かれた内容を読んで尚、肉食が出来ると思いますか?禁止していないと謂うのは詭弁にすぎません。

私は敢えて謂います。
桜沢如一は妊産婦の肉食を禁止である趣旨を表明している】
マクロビオティックは妊娠・授乳期に奨められるような健康食などではないのです。

*1:具体的には鉄やビタミンD、ビタミンB12欠乏やヨウ素の過剰
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