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2011-07-23
米とぎ汁批判
ここに来て、放射能対策として米とぎ汁での乳酸菌培養についての批判記事が出てきた。一応紹介はしておこうと思う。
雑誌では「週刊SPA!」7月26日号に載っている。
http://nikkan-spa.jp/30329
この中で、「NATROM」なるHNでブログをやっていると言う内科医のコメントがあった。立ち読みしかしていないのでうろ覚えなのだが、常温で米のとぎ汁を放置しておくと雑菌が繁殖してしまい、吸引などもってのほか、と言うようなものであったと思う。
この人のブログはたぶん↓だろう。まだ米とぎ汁批判については書かれていない。
http://d.hatena.ne.jp/NATROM/
他に編集部員が米とぎ汁での乳酸菌培養に実際に挑戦した顛末が載っていたが、もちろん失敗していた。
ネットの記事では以下のものがある。
http://news.livedoor.com/article/detail/5717711/
http://news.livedoor.com/article/detail/5726822/
米のとぎ汁から乳酸菌ができるとは端から思ってないらしい。
すでに米とぎ汁から乳酸菌液の培養に成功している人なら、この程度の批判は一笑に付す程度のものだと思うが、米とぎ汁に疑問を思っている人やこれから始めようとする人は、これらの批判も知った上で、きちんと飯山老師の言説を読んで判断して欲しい。
ちなみに、小生は2ヶ月近く米とぎ汁での乳酸菌液作りをしている。その間にかなりの量の乳酸菌液を飲んだし、乳酸菌液で作った豆乳ヨーグルトは家族で毎日食べているが今のところ何か体に深刻な不調は出ていない。製作の過程で未成熟な液や失敗の液を口にしたことも多々あるが、それでも特に問題は起きていない。
どう判断するかは個人個人の自由である。しかしここはこれまでの人生の知識、経験、直感すべてをかけて考えて欲しいと思う。
2011-07-21
牛だけなのか?
放射性セシウムに汚染された肉牛の数は拡大する一方だ。牛肉はほぼ全国で販売消費されている。
ちょっと前まで、国が勝手に高く決めた数値ではあるが、その暫定規制値を超える食品は出回ることはないので、売られている食品は安心して食べてくださいと多くの人が言っていたはずである。不思議なことに誰も謝りもせず、「少し食べたくらいでは、ただちに健康に影響はないので心配はいらない」と魔法の言葉でごまかすばかりだ。
牛肉がダメなら牛乳も危ないんじゃない?と考えるのが自然な流れなのだが、原乳は大丈夫だそうだ。原乳は混ぜることによって暫定規制値以下に薄める対策を早くにとっていたからね。
豚肉や鶏肉はどうなのか。牛と違って稲わらを餌にはしてないだろうけど、放牧していれば放射性物質のついた草や土を取り込んでいるだろう。豚舎や鶏舎に閉じ込めていたとしても、水、空気は人間ほど気にしていないだろう。それ以前に福島第一原発から60キロとか、ましてや100キロ以上離れている人は大丈夫と思っていた人が多かった、今も多いはず。テレビ、新聞、行政は大丈夫を連呼していたんだから。
近くにいた動物が内部被曝しているのに、人間は大丈夫ということはないだろう。稲わらには表面に放射性物質が付いていたのだから、餌やりの作業をすれば、外部被曝はもちろん、放射性物質が飛び散って体内にも入ってしまったことだろう。しかしながら農家の人の被曝を心配する声は聞こえない。
今回の牛肉をきっかけに検査の範囲が広がれば、牛肉以外でも暫定規制値超えの食品は出て来るだろう。それでもまた魔法の言葉は繰り返されるのだろう。日本国民はいつになったら魔法に気付くのだろう。
2011-07-19
なでしこジャパン
女子サッカーワールドカップでの日本の優勝は久しぶりに嬉しい出来事だった。小生もリアルタイムで観戦していたが、本当に良い試合だったし、日本人にとって最高の結果となった。
試合後はこのニュースで持ち切りだ。ニュースの中で小学生のサッカー少女へのインタビューなどもあった。無邪気に将来の夢を語る子供たちは微笑ましいのだが、ふと、外でスポーツをしている子ほど放射能に曝されている現実を思ってしまう。それも熱心であれば熱心なほど、外部被曝も内部被曝の量も大きくなってしまっているのである。
高校野球も、球場の放射線量を確認しながら県予選が行われているが、国が決めた暫定規制値など信用できるのか?
みんながみんな甲状腺がんや白血病になるわけではないだろうが、チェルノブイリ事故後、周辺で低線量被曝をした子供たちの多くに体力低下、知能低下が見られることは現地で医療活動や取材活動をしている方々から報告がなされている。
なでしこジャパンは、オシムが目指した走り考えるサッカーを体現してフィジカルに勝る欧米勢に勝ったと言える。しかし、これからの日本人はそれができるのだろうか。サッカーに限らずだが、日本のスポーツは今がピークになってしまうのかもしれない。
それでもスポーツをやるにしても見るにしても楽しんでいられるならまだいいのだが・・・
最後に、チェルノブイリの子どもたちを支援してきたNPO法人「チェルノブイリのかけはし」代表の野呂美加さんの動画を紹介しておこう。
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1167
2011-07-17
セシウム牛
国が決めた放射性セシウムの規制値を大きく上回っている牛肉が全国に出回っていることがここ数日大きく報道されている。
「放射能ノイローゼ」とカテゴリー分けされてしまう人達にとっては、今更な問題なのだが、他の人達には相変わらず危機感、切迫感を感じられない。マスコミの報道自体がどうも他人事のような感じがする。報道のシメにはお決まりの「1回、2回食べたからといって、ただちに体に影響はない」という言葉はあるが、もうその言葉もいらないくらい多くの国民は放射能に無関心になっているのではないだろうか?
今回は牛肉についてだけ問題になっているが、牛肉についてだけでさえ手が回らないという状況があるとはいえ、検査はずさんな状態だった。他の食品についてだって似たような状態だろう。
もう日本人の多くが内部被曝してしまっているのである。もちろん福島県人やその近県ほど被曝量は大きいだろうが、きちんとした対応があれば、本来しなくていい、避けることのできた内部被曝が、国、東電、マスコミの無責任な対応によって広がってしまったのである。
こんな状態がわかっても、国、地方自治体の動きは鈍いし、それを厳しく追及しようという声は弱いように思える。
東日本大震災、福島原発事故はもう風化し始めているように感じる。日本の大多数の人は3月11日以前に戻れると思っているのだろう。西日本の人の中には東日本大震災もいつもの箱の中のニュースの1つに過ぎなかった人も多いのではないだろうか。原発事故ももう大丈夫と思っている人も多いのだろう。
秋ごろから被曝の具体的な被害が顕在して来るかもしれないが、それもどれだけ放射能被曝との関連で報道されるのか、その前に大手メディアで報道されるのか、大いに疑問である。また原発で爆発でもない限り、何となく時間が過ぎて行くのだろう。滅びる時はこんなものなのかもしれない。
話は変わって、乳酸菌風呂には昨日まで4日入った。今回は残り湯を洗濯に使わないようにしたので、お湯を足す分だけ薄まっていった。これまでよりは薄まり度は小さかったと思うのだが、4日目にはヨーグルトのにおいが薄まり、少し納豆くさいような感じがした。どうにも浴槽内での乳酸菌の増殖は感じられない。浴槽での乳酸菌の増殖が大きな課題である。
2011-07-13
本当に怖いテレビでの洗脳
昨日たまたま「たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学」で甲状腺についてやっていたので見た。
甲状腺と言えば、当然放射能被曝による甲状腺がんについても言及があるのではないかと思いながら見ていた。やっと最後の方で少しだけ触れていたのだが、驚いたことに「チェルノブイリで甲状腺がんで亡くなった子供はたったの15人。他はみんな治療を受けて元気にしています。」みたいなことを金地病院院長の山田惠美子とか言う医者が言っていた。この人はチェルノブイリ事故後の被曝による健康被害については実際の現場を知っている人なのだろうか?単に旧ソ連とかロシア、ウクライナ、ベラルーシなどの公的な発表を読んだだけの人なのではないだろうか。この番組のスタッフも含めてだが、もし福島原発の放射能被曝について過小評価させようと言う意図を持ってあの発言をしたのならひど過ぎる。
http://kenko.asahi.co.jp/broadcast_dtl.php?broadcastId=62
テレビはウソばかりなので今更驚きはしないが、原発ムラの御用学者でなく医者が、それも母親にもなったことがあるだろう女性の医者がさらっとウソを言うことは恐ろしかった。
小生のブログをチェックするくらいの人なら見ているものばかりだろうが、↓のチェルノブイリの現実を見て欲しい。
チェルノブイリ特集 最終回 少女の体に放射能は 衝撃的レポート('94.7)
http://www.youtube.com/watch?v=0rFYHpmta_0
汚された大地で 〜チェルノブイリ 20年後の真実〜
http://www.youtube.com/watch?v=Fgx1mcUgHnA&feature=related
チェルノブイリ「フクシマ」への教訓〈3〉"がんと生きる被ばく者の涙"
http://www.youtube.com/watch?v=29F4psKbw_s
ちょっと探せばもっともっと現地を取材した映像は出て来る。
チェルノブイリと同じことがもうすぐ日本でも日常になってしまうだろう。他人事ではないのだ。
南相馬市で飼育されていた牛の肉から規制値を大きく上回る放射性セシウムが検出され、それが広く流通していたので大騒ぎとなっている。
国がきちんとした対応をとっていないのだから、これは氷山の一角に過ぎないと思う。検査されていない食品の方が圧倒的に多いわけだし、中には数値の高い物を数値の低い物に混ぜて全体の数値を規制値以下にして大丈夫だと言い張っているような食品もあるわけだから、多かれ少なかれ毎日放射性物質を食べているのが現実だろう。
そもそも国が適当に放射能規制値なるものを勝手に高く設定して、一方的に安全だ、もちろん「ただちに影響が出るレベルではない」ので安全だと言っているだけで、日本は世界一放射性物質の規制が緩い国になってしまっているのである。この国に居る以上、もう食品による高濃度の内部被曝は避けようがないのである。
放射性物質はできるだけ体内に取り込まないにこしたことはないが、放射能地獄で生き残るには、免疫力アップで癌細胞に打ち勝つ方により力を入れるべきだろう。
その結論として小生が信じるところが飯山老師の言う乳酸菌であり、だから毎日豆乳ヨーグルトを食べ、できるだけ乳酸菌風呂にも入ろうとしているわけである。
2011-07-10
放射線量
昨日、下の妹が泊まりに来て、今日は上の妹も遊びに来た。
2人とも簡易線量計を持って来たので家周辺の放射線量を計ってみた。
まずは居間。これは昨日計ったもので、以前計った時と変わりなかった。
今日同じく居間で計ったのは↓。
右の線量計は数値が大きめに出る。前に計った時にもこのくらいの数値だった。持ち主の上の妹の話だとγ線だけでなく、α、β線も計れるからとのことなのだが、ケースが全面プラスティックなのにα線も感知できるのかなという素朴な疑問はある。
小出先生も市販の線量計の数値はあまりあてにできず、高いか低いかの比較に使える程度だろうというようなことを言っていたので、とりあえず参考値ということで。
次に玄関外のコンクリート部分。昨日計ったものと今日計ったもの。
地上1mくらいの空間線量は↓。大きな違いはなし。
コンクリートの切れた土の地面も余り変わりなし。
ちなみに昨日計った庭の灯篭の上の数値。
とりあえず家の中の数値は左の線量計では0.05〜0.10くらいで、右の線量計では0・08〜0.18くらいの感じだった。
家の外については左の線量計では0.08〜0.18くらいで、右の線量計では0.12〜0.20くらいな感じだった。
家の周辺で一番線量が高いのは、やはり雨樋の排水口付近。空間線量は特に高いわけではないのだが・・・
地面に近づけると警報が鳴る。
もう一つの排水口近くはもっと高い。
前に計った時もこのくらいの高い数値だった。その後何回も強い雨が降ったりしたが特に放射性物質が洗い流されたりはしなかったのか、その都度またたまっているかしているのだろう。
ちなみにこれらの排水口から流れ込んでいる側溝全体の数値が高いわけではない。
近所も計ってみた。すぐ隣の草の茂み。ちょっと高い。
ちょっと歩いた所の道路の空間線量。
あまり排水のよくなさそうな側溝も計ってみた。
側溝にたまった土の部分は倍くらいの数値になるが、思ったほどには高くない。
また別の茂み。機器の数値が違いすぎてよくわからない。
道路の空間線量。
別の側溝。
上の側溝近くの地面。
幹線道路近くの空間線量。
歩道の地面近くの線量。
道路と歩道の間の植え込みの線量。
地震で地割れしてまだ補修されてない歩道。ここは放射性物質がたまっているのか少し高い。
そこの近くの芝生。
近所のショッピングセンターの入口近くの歩道の空間線量。
ショッピングセンターの中もいろいろ調べたかったが、日曜で人が多かったのでさすがに出来なかった。
ショッピングセンターから少し離れた歩道。
また別の側溝の空間線量と底近くの線量。あまり変わりがない、と言うか下の方が低い。
ざっとこんな感じだったのだが、思った程に空間線量と地面との差がなかった。うちの方は幸い放射性物質の降下が比較的少なかったのだろうか?
他の家の中の放射線量はわからないのだが、小生の家の庭など周辺が、外と比べてやや線量が低いのは良かった。もし乳酸菌液を散布した効果ならより嬉しいのだが、それはまだ何ともわからない。