福島第1原発 停電の原因はブレーカーの設定ミス 3分の1以下の電流で遮断
産経新聞 7月23日(土)21時53分配信
福島第1原発3、4号機で22日に発生した停電について、東京電力は23日、落ちたブレーカーの設定値が、672アンペアにすべきところ、210アンペアと本来の3分の1以下に設定されていたことが原因と発表した。
設定値を誤った理由について東電は「作業手順書に不明確な部分があった可能性がある」としている。
ブレーカーは1、2号機の電力を、3、4号機に送るために設けられているもので普段は使われていない。22日は5、6号機への電力供給ラインを多重化する工事を行った関係で、ブレーカーに電力が送られていた。停電により、汚染水浄化システムが約8時間停止するなどの影響が出た。
一方、汚染水浄化システムの流水量が想定を下回り、稼働率が低迷している問題で、東電は23日、一部の配管を調べた結果、内側に不純物が大量に付着していたことを明らかにした。不純物の影響で水の流れが悪くなっている可能性があるといい、近くこの配管を仮設のホースに交換して試運転を行うという。
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設定値を誤った理由について東電は「作業手順書に不明確な部分があった可能性がある」としている。
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最終更新:7月23日(土)21時53分
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