ユーロファイター選定されれば韓国で生産
韓国の次世代戦闘機3次事業(FX-3)有力候補3社の中の一つ、欧州のEADSが最も早く出場意向を示して、「ユーロファイター・タイフーンを韓国で生産する」と明らかにした。
FX-3事業にはEADSのユーロファイタータイフーンと、ボーイングのF-15SE、ロッキードマーティンのF-35が競争機種に選ばれてきた。
28日、ソウルで開かれた「航空宇宙力国際学術会議」参加のために訪韓したEADSの首席顧問オーバーマイヤー氏は、「韓国FX-3事業に提案するユーロファイタータイフーン60機を3段階に分けて、ライセンス生産する」と明らかにした。
オーバーマイヤー氏によれば、EADSは1段階でユーロファイタータイフーン10機を欧州で組み立てて、韓国に引き渡した後、実戦配置して、操縦士訓練などに活用する。
2段階では欧州産業体らの支援を受けて、韓国で24機を組み立てる。
最後の3段階で、26機は韓国で生産される部品を使って、韓国内で最終組み立てるようにするという計画だ。
EADS側がユーロファイタータイフーンの韓国生産計画を明らかにすることで、来年の機種選定を前にして、FX-3事業受注戦が本格的に熱くなる展望だ。
業界ある関係者は、「これまでボーイングとロッキードマーティン比べて、競争力が低いと評価されてきたEADSが、破格的な提案を行った」とし、「競争会社の対応と共に、受注戦が本格的に始まるものと見られる」と見通した。
韓国速報 11/7/2