知らなかった!: 3Dは目に有害だって
by Jordan Crook on 2011年7月23日

3d_movie

カリフォルニア大学バークリー校の研究チームが、24名の成人に対して実験をした結果、3Dのコンテンツを見ると目と脳を害する、と結論した。それは科学的用語では輻輳調節(vergence-accomodation)と呼ばれ、目は絶えず、物理的スクリーンまでの距離と3Dコンテンツの距離の両方に合わせようと努める。そしてその努力によって、目の不快感や疲労、頭痛などが生ずる。目の疲労なんて、日常的によくあることだと思うが、今回は3D技術が悪者にされているのだ。

視力検定と視覚科学の教授Martin S. Banksは、Journal of Vision誌の記事_The Zone of Comfort: Predicting Visual Discomfort with Stereo Displays_の中で、”3Dディスプレイを見るとき人の目は、光源である画面までの距離に焦点を合わせるが、それと同時に、立体的なコンテンツにも焦点を合わせようとする。後者は、画面の後ろにあったり前にあったりする”、と述べている。

その記事によると、3Dのコンテンツは近く(デスクトップやスマートフォンなど)で見るほど、とくに画面の前にある立体コンテンツが、目に不快感を与える。映画館ではその逆で、観客に襲いかかってくるようなものよりも、画面の後ろにある立体コンテンツが不快感を与える。

今は映画もテレビも携帯の画面も3D化しつつあるから、そういう技術が健康に与える影響について知ることは有益だろう。しかし、対策は後手後手になりがちだから、健康に悪いことを知らずに3Dを見るという状態が、当分は続きそうだ。

〔訳注: 同様の記事。〕

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

  • http://twitter.com/bahiku @シバ

    そりゃ目に入る情報量が普通の動画の2倍以上だからな

  • 栗きんとん大統領

    オリジナルの記事を読む限りでは「不快になる」としか書かれていませんので、有害というのは大げさでは? 記事が述べている内容は結局のところ、不快度は次のようであるということだけかと。「近くの3Dで飛び出す映像>近くの3Dで奥行きのある映像>遠くの3Dで奥行きのある映像>遠くの3Dで飛び出す映像>2D」この結果からは、映画館向けに作られた手前に飛び出す3D映画をスマートフォンや3DSで再生するとすごく目につかれる映像になるということを意味するので、3D映画は映画館バージョンとモバイルデバイスバージョンを分けて制作する必要があるかもしれません。

  • Rom7884

    原文読みましたが一言もそんなこと書いてないですけど
    どういうことですか

  • シゲル

    平気で捏造記事作って恥ずかしくないですか?