経済・ITビルの寿命、10倍長持ち 竹中工務店が新塗装システム2011.7.21 15:12

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ビルの寿命、10倍長持ち 竹中工務店が新塗装システム

2011.7.21 15:12

 大手ゼネコン(総合建設会社)の竹中工務店は21日、従来に比べ、建物の保護効果期間を10倍以上長持ちさせる塗装システムを、化学中堅の東亞合成と共同開発したと発表した。樹脂の改良と、微細加工技術を応用した特殊な塗装を建物に施すことで、老朽化に伴い発生するコンクリート内部の鉄筋の腐食を遅らせることができる。ビルの長寿命化を図る同技術をテコに、新規受注の獲得につなげる。

 開発したのは「アクリセプト工法」。竹中工務店によれば、鉄筋コンクリート建物の耐用年数は50年だが、空気中の炭酸ガスの影響で鉄筋が腐食しやすくなり、健全性が失われる恐れがあるという。新システムは、この課題を解決でき、長期的には、建物のメンテナンス費用を低く抑えることができるとしている。

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