宮崎県内の小中学校に学校給食の食材を提供している財団法人・宮崎県学校給食会(宮崎市)は22日、福島県で製造された食材の有無などについて納入業者に調査していたことを明らかにした。しかし、県教委から「福島県のものを除外する目的と誤解される可能性があり不適切」と指摘を受け、調査を撤回した。
同会によると、今月中旬、給食で出した福島県内製造のゼリーについて、学校から安全性について問い合わせがあった。これを受けて20日、約120の納入業者に文書を送付。福島県産の食材や製造された食品を取り扱っている場合、商品名や製造工場の所在地、納入の過程で放射能検査が行われたかなどを調べ、報告するよう求めた。