日米韓外相、拉致解決へ行動要求　対北朝鮮で共同声明

　【ヌサドゥア共同】松本剛明外相は２３日午後、インドネシア・バリ島でクリントン米国務長官、韓国の金星煥（キム・ソンファン）外交通商相と会談した。北朝鮮による日本人拉致問題の早期解決などで緊密に連携する方針を確認。会談後、北朝鮮に対し、拉致問題解決のための行動や、核問題をめぐる６カ国協議再開に向け「誠意ある努力」を求める共同声明を発表した。

　日米韓３カ国外相会談は昨年１２月のワシントン以来。日本政府としては米韓両国との協力をてこに、拉致問題解決に向けた協議に応じるよう北朝鮮への働き掛けを強めたい考えだ。