福島から転校 定員超の学校も
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福島から転校 定員超の学校も

7月23日 8時19分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

原発事故の収束の先行きが見えないなか、福島県の200人を超える子どもが夏休み明けに山形県の小中学校に転校することになり、山形市内の小学校では、1クラスの定員を超える学校も出てくる見通しです。

山形県によりますと、原発の事故のあと、福島県から山形県の小中学校に転校した児童や生徒は584人に上っていますが、夏休み明けにはさらに200人を超える子どもが転校してくる見込みです。中でも、これまでに合わせて119人を受け入れている山形市内の小中学校には、夏休み明けに新たに138人の児童や生徒が転校してくるとみられています。こうした状況を踏まえ、山形市の教育委員会では、急きょ、不足する机やいす90組の購入を決めたということです。また、山形市内の4つの小学校では、県が定める「一クラス33人の定員」を上回るケースが出てくる見通しで、非常勤の職員や児童の心のケアに当たるスクールカウンセラーを確保できない事態が予想されています。山形県教育庁の生田浩樹課長補佐は「福島県から山形県内に避難する子どもはさらに増える見込みだ。職員などの確保に最大限、努力したい」と話しています。