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レアメタルの発見、国内・公海で相次ぐ 中国依存からの脱却なるか

 レアメタル大国といえば中国。しかし、最近は新たな埋蔵箇所の発見もあり、風向きが変わる兆しもある。

 ハイテク製品製造に欠かせない原料、レアメタル。現在日本は、その90%以上を中国からの輸入でまかなっている。しかし近年、中国政府の輸出規制強化政策で価格が急上昇し、特にレアアース(希土類元素)はこの半年間で4倍以上に跳ね上がった。その後も高騰の兆しをみせている。

 日本では、経済産業省が産業の発展に重要な原材料として指定している31品目47元素を「レアメタル」と呼ぶ。このうち、化学的性質の似通っている1品目17元素が「レアアース(希土類元素)」といわれている。

 現状の問題点は中国のみから輸入している点だが、候補となる別の国がなかなか見つからない。そして次に検討すべきは、外国への依存を減らすこと。つまり独自でレアメタル資源を保有することだ。

 朗報として、東京大学のグループが7月に、太平洋の公海上にレアアースが大量に存在することを発見した。その埋蔵量は、推定で陸上の約800倍。どこの国にも属さない公海のため、国連海洋法条約に基づき協議を進めれば、日本も採掘は可能だ。問題は採掘に関する技術面、採算面、そして肝心要となる各国との話し合いとなる。

 また、5月には岡山大学や東京大学などのグループが、鹿児島湾(錦江湾)の海底でレアメタル「アンチモン」の鉱床を確認したとの発表があった。埋蔵量は推定だが、国内で1年間に流通する量を基準にすると、180年分になるという。ただし、採掘するためには新技術が必要でしばらく時間がかかりそうだ。

 そして今年1月には、北の大地で時ならぬ“ゴールドラッシュ”を予感させる一報もあった。北海道・弟子屈町で、鉱物資源の調査を実施する資源開発(北海道)が、採取したサンプルを分析した結果、鉱石1トン中における金の含有率は30グラム以上という結果を得た。世界の金鉱で算出される鉱石でも、1トンあたりの金含有率は約5グラム。かなり良質の金鉱のようだ。さらに分析結果によれば、金以外にも、レアアースのひとつ「ランタン」が含まれているという。

 日本も自前のレアメタル、レアアースを有することができれば、中国への依存から脱却でき、産業界のリスクも低減できる。今後のさらなる調査結果が待たれる。

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阪神 裕平、 加藤 秀行[著]

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