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[政治]ニュース
【笠原健の信州読解】22DDHは計画を白紙撤回し、空母を建造すべきだ
2011.7.23 07:00
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中国が「施琅」に改修した「ワリヤーグ」は全長305メートル、全幅73メートル、満載排水量67500トンで艦首に斜度14度のスキー・ジャンプ台を持ち、空母艦載機は自らの推進力を使ってこのスキー・ジャンプ台から離陸する。中国は艦上ジェット戦闘機として双発で最高速度マッハ2クラス、航続距離3700キロの殲15の開発を進めている。
中国が空母機動部隊の運用は時間の問題
さらに中国は「施琅」とは別に2015年までに通常動力の空母2隻、2015~2020年までに原子力空母2隻を建造する予定で、すでに上海の江南造船所で新型空母の建造に着手しているという情報もある。いずれ中国海軍はこれら空母を護衛する攻撃型原潜や随伴するミサイル駆逐艦や補給艦の建造を進めて空母機動部隊の運用を始めるだろう。
中国海軍の空母機動部隊が東シナ海や西太平洋を遊弋するとき尖閣諸島や南西諸島などの防衛、それにシーレーン防衛に大きな脅威となるのは間違いなく、固定翼機を運用できない「22DDH」では中国海軍の空母に対抗するすべはない。
中国が米海軍の空母に対抗する手段として対艦弾道ミサイルを増強して「空母キラー」にしようとしているように日本も中国海軍の空母への対抗手段として同様の措置を取るのも一つの方法だろうが、空母の運用は軍事面だけでなく心理的にも計り知れない影響力を持つ。
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