熊谷、騒動を謝罪…もう合コン行かない
ツイッター騒動について話をする熊谷紗希=さいたま市役所(撮影・会津智海)
サッカーのドイツW杯で初優勝に貢献した女子日本代表のDF熊谷紗希(20)=フランクフルト=が22日、知人らと20日夜に参加した飲み会での発言を、短文投稿サイト「ツイッター」上に掲載されて騒動になった問題で、謝罪した。熊谷は、さいたま市内でのイベントに出席後に会見。軽率な行動を反省するとともに、今後は飲み会を封印することも明らかにした。
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騒動の大きさもあってか、熊谷の表情はこわばっていた。前日は体調不良を理由に、予定されていたイベントへの参加をすべてキャンセルした。一夜明け、埼玉県の「彩の国スポーツ功労賞」の授賞式に出席し、その後は埼玉市長を表敬訪問。スーツ姿の熊谷は、緊張した面持ちで謝罪会見に臨んだ。
「軽はずみな行動が今回の件を招いてしまって、申し訳ありませんでした」‐。時折、言葉を詰まらせながら、切り出した。アルコール類は一切口にしなかったというものの「合コンという認識はなかったけど、結果的に合コンという形になってしまって…。もう、そういう場には行きません」と、“飲み会封印”も宣言した。
W杯優勝で、有名になったがゆえの今回の騒動。さまざまな情報が飛び交った中で、ある選手の上半身裸写真を公開したというツイートをきっぱりと否定した。「写真は持ってないです。(本人の)誤解は解きました」と、事実ではないと強調した。
監督批判疑惑についても、あらためて否定した。21日夕方に佐々木監督に電話し「『信頼しているし、本当のことだと思っていないから』と言われた」と、うっすらと涙を浮かべながら打ち明けた。
イベントを欠席した前日は、気持ちを整えることに専念したが、関係者によると、ひどく落ち込んだ様子だったという。夜には自身のツイッターで騒動に関して謝罪。一夜明け、「この場を借りて‐というか、謝罪したかったので」と、口頭での説明を決意した。
胸の内をさらけ出したことで気持ちも晴れたのか、最後には笑顔も見受けられた。会見後は、実家のある北海道へ帰省。今月下旬まで心身ともにリフレッシュし、来月上旬にドイツへと出発する。
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