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2011年7月23日13時3分

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「森や水中に飛び込み逃げた」ノルウェー乱射事件

写真:ノルウェーの首都オスロで22日、爆破事件の被害を受けた政府庁舎=ロイター拡大ノルウェーの首都オスロで22日、爆破事件の被害を受けた政府庁舎=ロイター

 「集会の参加者たちは14〜19歳でとても若かった。銃声が島中に響く中、森に逃げたり、水中に飛び込んで泳いで逃げた」

 ノルウェーの小島ウトヤ島で起きた銃乱射事件の目撃者はロイター通信に対し、そう語った。別の目撃者は「岩陰に隠れていた時に、人が撃たれるのを見た。一生恐怖が抜けない」と話した。

 一方、爆弾テロがあったオスロ中心部。22日深夜、記者が現場付近に入ると、通りにはガラスの破片が飛び散り、銃を構えた兵士が目を光らせていた。市民は怒りと恐怖を口にした。

 「まだ爆弾があるかもしれない。入るな」

 現場近くの非常線で、警察官に止められた。店舗の窓にはクモの巣のようなひび割れが入り、防犯アラームの音がけたたましく鳴り響く。金曜日の夜というのにレストランもパブも閉まり、人影は少ない。パイロットのダットンさん(41)は「まるでゴーストタウンだ」とつぶやいた。

 元カメラマンのアンドレアスさん(35)は爆発当時、現場近くの喫茶店にいた。ブーンという音とともに店が大きく揺れた。爆音の方へ走ると、政府庁舎の1階は柱以外がほぼすべて吹き飛んでいた。5階の窓からは「助けて」と叫ぶ声。路上には焼けこげた車が転がり、血まみれの金髪の女性に、男性が必死に心臓マッサージをしていた。

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