三菱自動車はなぜ電池の搭載量を実用性に問題出るほど大幅に減らし、コストを削減するという本末転倒な販売戦略を取るのだろう? どこの判断なのか全く解らないが、間違いなく退歩だと考えます。そんなことより今販売している「改良型i−MiEV」の価格と適正化すればいいだけかと。
果たしてi−MiEVの「ユーザーから見たときの適正な価格」とはどの程度か? 軽自動車の『i』の価格は122万4千円。リーフに相応する『ギャランフォルティス』で179万6千円。120対180としよう。バッテリー容量も16対24でこのバランスに近い。だったら価格もそうしちゃえばいい。
リーフの価格が376万4千円なので250万円ということになる。この車両価格だと補助金は70万円。実質的に180万円だ。さて。軽自動車の燃費を12km/Lとした場合、1万km分の燃費は12万円。電気自動車だと電気代3万円だからしてその差9万円。6万kmで54万円差となり、ガソリンのiより安い。
10万km走ったら90万円差。180万円のi−MiEVながら90万円の軽自動車より実質的に安くなってしまう。こう書くと「最初に払う金額が大きいから買わない」という意見もあるかもしれない。だったら三菱UFJ銀行と組んで返済期間の長い電気自動車ローンを設定すればよいかと。
そもそも補助金を貰ったら6年間売却しない。72回ローンで何ら問題ないです。クルマの性能も文句なし。マイナーチェンジで航続距離が180kmに増えた。装備内容リーフと互角。アメリカで220万円というプライスタグを付けていることを考えれば、日本の250万円も十分可能だと思える。
ここまで読んで「なんで三菱自動車はi−MiEVを売る気がないのだろうか?」と感じる諸兄も多いんじゃなかろうか。この件にかかわらず最近の三菱自動車の動きを見てると?????。以上。i−MiEVをリーフと同じ感覚の値付けで売れば、素晴らしいECOカーになるだろう。(国沢光宏)
2011年07月23日
i−MiEV売る気無し?
posted by polishfactory5 at 10:19| Comment(0)
| 電気自動車
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