高嶋政伸＆美元、繰り広げられる舌戦はどちらに不利？

　結婚からわずか2年で別居、そして3年目の現在、離婚裁判中であることを明らかにした高嶋政伸、美元夫妻。7月13日に高嶋の所属事務所がマスコミ各社に送ったファクスでは「相当の努力はしたのですが、結局はその溝の回復は不可能であるとの判断を下さざるを得なくなりました」と、夫婦に生まれた溝がもはや修復不可能とも見られるような内容となっていたが、一方でその溝の生まれた原因については「お互いの性格の不一致、考え方（生活観、仕事観）の相違」と述べるにとどまった。

　これを受けた形で美元も14日、ブログでコメントを発表した。二人の関係修復が困難であると推測できる高嶋のファクスとは異なり「私としましては、二人が結婚してからまだ間もないこともあり、夫婦関係の修復を目指し、協議させていただいている状況です」と、前向きな姿勢がうかがえる。またコメントの最後には"高嶋裕子（美元）"と実名も書いており、このことも、美元が現在も高嶋ファミリーの一員であることや、今後もファミリーの一員でありつづけたいという気持ちを強調しているようにも見える。

　両者の発表したコメントの違いから、それぞれが目指す離婚裁判の落としどころに差があることは推測できるものの、依然として明らかになっていないのは、別居から離婚裁判へと至った具体的な原因だ。係争中であることが関係しているのか、高嶋も美元もこれについては語っていないため、双方がメディアを通じ舌戦を繰り広げる事態となっている。

　8月4日号の「女性セブン」（小学館）では、高嶋の母である寿美花代が、二人の結婚直後のインタビューにおいて「孫は欲しくない。産んでくれるなとはいわないけど」と発言していたことを大きく取り上げている。記事には、寿美が結婚当初から美元の金銭感覚について疑問を持っていたと伺わせるエピソードが取り上げられており、美元の浪費癖や、それがきっかけとなった母親の「孫は欲しくない」発言もあって、高嶋の気持ちが離れていったのではないかと綴られている。

　また7月28日号の「週刊文春」（文藝春秋）には「高嶋政伸"離婚法廷"『好感度俳優』『美人妻』のウラの顔」と題された記事が掲載された。「女性セブン」と同じく金銭面での問題、そして暴力沙汰についても取り上げられている。それによれば当初、家賃や光熱費が高嶋の口座から天引きされていたが、2010年1月からは美元に生活費として月に30万円を渡し始めた。そして、その4カ月後には50万円に増額したものの美元が"足りない"と100万円を要求したという。美元が食事も作らず掃除もしない言わば "家事放棄"の状態でもあることも手伝ってか、体に変調をきたすようになった高嶋が昨年5月、酒を飲んで美元に暴言を吐いたところ、美元は高嶋を平手打ち。激高した高嶋が殴る蹴るの暴力を振るった......という壮絶な夫婦生活も明かされた。

　そのほかにも、夜の生活についての不和、美元の誕生パーティーにおける高嶋の意味深な態度など、さまざまな夫婦のエピソードがメディアに取りざたされており、まさに原因を当人たちが語らなかったことで騒ぎが大きくなっているようにも見える。

「このようにメディアで舌戦を繰り広げている状態が続くことは、何よりも高嶋に取って不利でしょうね。真偽のほどが分からない話もありますが、今までの報道から、高嶋は女に手を挙げるだけでなく足まで出る男だ......というような、いわば最低な男という印象を世の中に与えかねないです。離婚裁判が長引けばこのような話題は定期的に報じられるでしょうし、そのたびに、芸能人としての顔ではなく"ひとりの男"としての顔がクローズアップされる。俗っぽいイメージを与え、俳優としての価値は下がりかねないです」（芸能ライター）

　逆に、この騒ぎが続いても芸能界における活動に大きな支障をきたさないのは、美元の方だと続ける。

「金銭的な話題がいろいろと出てきているようですが、そのイメージがお茶の間に浸透した場合にも"悪女キャラ"として生き残る道もあります。結婚前は馳星周原作の映画『M』で主役を演じ、フルヌードも披露する体当たり演技を見せてくれていましたから、仮に離婚しても悪女キャラを売りにして個性的な役をつかめると思いますね」（同）

　こう見ると、夫婦が語らないことによって生じている舌戦は、高嶋にとって圧倒的に不利であり、今後の活動においても、全くプラスにならないのではないだろうか。できるだけ早く、収束できればよいのだが......。

（※画像は美元オフィシャルHPより）

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