連ドラ日記(2001年冬)

連ドラの感想、役者、周辺事項などについて書いてゆくコーナーです。(単発ドラマやスペシャル版などの感想はここでは扱っておりません) 今のところは毎回の感想文が主。

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「FACE・見知らぬ恋人」(第8回)
 どとうのように明かされる秘密。怒濤のように進む話。えーとまず、水野父を殺したのは、択己ではなく岡田だった。義父殺しもたぶん彼だと思うけど、彼はすべてを亮のせいにして、択己に自分をIT事業部の責任者に指名しろと迫る。ありさが早紀に母親の話をしているときにもこっそりと立ち聞きしてたり、最近神出鬼没ですが、それは早紀への執着故、と思っていたら(それもあるだろうけど)、いきなり言い出すことがチンケな(笑)。で、ありさが語った秘密のほうは・・・まったくないとは言えないけど、かなり荒唐無稽。婿養子で面白くなかった水野父は入院先で看護婦だったありさ&亮の母と知り合い、愛し合ってありさが生まれるが、後継者の問題もあり、水野父はこっそり、人工授精させた彼女の卵子を妻の子宮に入れて、そこで択己が生まれた(この辺が荒唐無稽)。父はときどき択己を連れて母に会いに行ったが、彼女は彼を亮と呼ぶ。あるとき彼女は彼の前で血を吐いて死ぬ(テディベアはそのときのトラウマ)。病名は肺ガンとされたが、実は肝臓癌だったのをなんらかの手段で水野母・貴子が殺したらしい。その後、択己の出生の秘密を知った彼女は虐待をはじめ、耐えきれなくなった択己は亮を呼び出すようになった、とのこと。これはどちらが主か従かって感じじゃないですね。生物学的には亮のほうが正当なのか。でも本当に別人格になったのは択己が虐待されたせいだし・・・ そんでもって真理子は貴子が浮気して生んだ子どもらしい。子どもができにくい体質じゃなかったのかよ(笑)。てゆーか、彼女のこのドラマでの存在意義ってほとんどなくなってるんですけど。で、択己&亮と早紀を憎む貴子は、婚姻届の提出を妨害したり(そんなもん家政婦さんに頼むほうが間違ってると思うのだが)、早紀の母を借金で縛りつけたり、早紀を呼び出して亮は提携会社のお嬢さん(その実体は以前から亮とつきあっていた彼女)と結婚するつもりだとほのめかしたりして、早紀の亮に対する不信感をつのらせる。おまけに岡田が一連の犯罪をぜんぶ亮のせいにするもんだから、早紀は混乱して、自分が択己だけを愛していれば、と勝手なことを言い始める。ちょっとだけ出てきた択己も嘘ついて「亮がやった」と言うんだよね。で、絶望した亮は早紀を殺そうとする。一方、貴子を脅迫し、全財産と権利を自分に譲るように迫ったありさは、逆に殺されてしまう。・・・これだけのことが1時間に詰まっているんですけど。どたばたしすぎで早紀が勝手な女に見えてしまう。01/03/01

「ロケット・ボーイ」(第4回)
 またも小林が素敵なことを。花巻から自転車で家出してきた中学生の話をきいて、「ここまで来たんだから最後まで走らせてあげようよ」。いいなぁ小林。この人の性格というより感性がいいと思う。世間的な心配よりも、花巻から自転車で来るということのすごさにぴぴっと反応しちゃう。身近な人の気持ちには今ひとつうといところがあるくせに、ほとんど接点ないような赤の他人の女の子にぴぴっと感情移入しちゃう。まったく面白いヤツだよ小林。彼を知ってる人たちが彼をさかなに語っちゃうのもわかるなぁ。友人たちも彼に劣らず変なところで好奇心を働かせたりしているわけなんですが。小林に頼まれてけっきょく東京タワーまでミチコを迎えに行っちゃったり。君江の不思議ちゃんぶりもエスカレートしているような。謎の捻挫社員・服部も登場。彼もオタクっぽいですね。花巻から490キロなんてぱっと言えちゃうし、こだわっちゃうし。牛乳卵酎も見てるだけですごそう。てゆーか、ホントにあるのか?そんな飲み物。田中も意外なところで会社の役に立ってるし、鈴木はチョロ松後継問題で悩みまくり。てゆーかあのオヤジさんたちもなんか変だよ。そんな、娘の結婚にちなんだラーメン(伊勢エビ入り)なんか考案するかぁ? しかもすんごく不味いっていう。何がどう盛り上がるっていうんじゃないけど、どいつもこいつも笑わせてくれて(ピントずれてて)、でも一生懸命生きてるんだよな。それはかけがえのないことかもしれない。というわけで、あの状態で椅子から落ちて足を複雑骨折するか?という問題、足を怪我している割にはたまーに腰に手をやったりしている問題はとりあえず(笑)おいておく。01/02/28

「2001年のおとこ運」(第8回)
 けっきょく洋子は妊娠してなかった。そうとわかるとさっそくカヲルを呼び出して、「友だちとして子どもをくれ」。ま、「子種をくれ」と言わないだけマシかも・・・それでOKする男がいたら見たいよ。てゆーか、どうしてそんなに母親になりたいわけ? しかも実は彼女はカヲルを好きになってて、今度は言ってしまうんですねー。「あなたには迷惑かけない。だから」。これではその辺の、実はできちゃってました系の「嫌われたくないからひとりで生みます」女となんら変わらないではないか。で、相変わらず洋子が「ひとりで育てる」にこだわる理由はわからないし、伊倉もなぞの男のままだ。8話まで終わって、これでいいのか。天羽にしてもバスケをやっていたという過去はわかったけど、それが今とどうつながってくるのかわからないし。わかるのは、さくらとのことはあくまでも「ごっこ」だったということと(さくらも可愛い。憎らしいけど可愛い妹)、彼はあたるが好きなんだろうなということくらい。あたるのよろよろ危なっかしい様子ながらも、まっすぐに核心を突いてくるところは(自分のことは棚にあげているけど)、天羽にしてもカヲルにしても放っておけないのではないかと。天羽がバイクで来て、あたるの前に立つとこ、惚れ惚れしちゃったよ。天羽のキャラもいいけど、田辺クンかっこよすぎ。01/02/27

「女子アナ。」(第8回)
 おお、ここにも大杉漣(ふっか〜つ)。今回は真琴大ピンチ。競馬の実況中継で着順を間違えるという重大なミスを。これはさすがにこないだの「カバチタレ!」のパチンコ男の難癖のようにはいかないだろうなぁ。まあ即捨てちゃう男のほうもせっかちと言えばせっかちだが。で、そのショックで真琴は声が出なくなってしまう。うーん、実は「いい薬かも」とちょっと思った。だってアナウンサーなのに、基本的な言葉遣いを注意されても開き直るし、ちょっと甘えている感じが。部長の言葉ではないが、「いつまでもミスが許されると思ったら大間違いだぞ」。でも彼女なりに一生懸命頑張ってるのも伝わってくる。万里子も最近やなヤツ度数が増しているけど、彼女のフォローって好きなんだよね。そんでもって万里子もやっぱり自分の夢とか計画があって、それに向かって頑張っているわけだから、他人のミスでしわ寄せが来て邪魔されるのに怒るのもわかる。でも彼女って、意外と好きな男ができたら従順になっちゃうタイプ? 掘田に嫌われないためならなんでもするのか? わからねぇ〜 掘田もどちらが好きなのか(それともどちらも後輩としか思ってないのか)、よくわからんよね。構っているのは真琴のほうだが、万里子のことはそれだけ信頼してるってことでもあるし、それともあれは真琴をフォローしてくれてサンキューってことなのかな。ワタシはどちらかというと掘田には万里子のことを好きであってほしいんですが。彼って万里子のよさもきちんと見抜いてると思うし・・・ってたぶんみんなわかってると思うんだけど。真琴はやっぱり倉本と・・・そういや岩本さん、仲間に入りたそうだった。そんでもってみどりちゃん。どうしたんだ。いきなり仕事に目覚めていたぞ。会見の場であんな発言して、なにかありそ〜って思われなかったのかな。てゆーか、あのサッカー選手、みどりちゃんのどこに惹かれたのでしょう。01/02/27

「北条時宗」(第8回)
 篠原涼子が大熱演。大河ドラマで人が死ぬ場面(それも非業の死)って悲しくも盛り上がるものだなあ。時輔がなにか手柄を立てるたびに時頼は時宗にそれ以上のことをやらせる。時輔が可愛くないのかと問うても時頼は答えてくれない(可愛く思ってないことはないと思うんだが)。悔しく思ってその悔しさを分かち合おうと時輔をたずねると、息子は勝ち負けを言うのはやめてくれと冷たい。夫にも息子にも冷たくされ、味方もいない。そりゃ絶望して死にたくなるわ。あのまま焼け死ぬのかと思ったら、いったん助け出され、でもそのあと取り残された祝子を助けるために燃え上がる館に戻って(しかも自分を失っている彼女は祝子じゃなくて時輔だと思っている)、祝子を助けて自分は焼け死ぬ・・・というのはいかにもドラマな展開だが、こうこなくっちゃな。泰盛も大活躍。別にさ〜讃岐もすべての人たちに嫌われていたわけじゃないのよ。しょうがない人だと思いつつ、彼女を気にしていた人たちもいたのだと思う。でなけりゃ泰盛も彼女の手を引こうとしないよ。讃岐の気持ちは気持ちとしてはみんなわかっていたはずだし。しかし火事になったときには梨子と抱き合って震えていた祝子がなぜにひとりで取り残されていなければならないのでしょう(笑)。今回は時宗、ガキっぽかったですね〜 彼があのとき将軍様によばれていなければ祝子と話をしただろうから祝子も実家に帰らずにすみ、祝子がいなけりゃ讃岐も焼け死ぬことはなかったわけだから・・・誰が悪いのか?(笑) やはり時頼か。でも時頼と涼子の場面はよかったですね。気持ちが彼にあることを口にしつつ、しかし許すわけにはいかない。時頼と涼子は死ぬまでこのままなのか?01/02/25

「向井荒太の動物日記・愛犬ロシナンテの災難」(第7回)
 今回のテーマは「猫屋敷」。いるよなこーゆーおばあちゃん。そしてこういう猫屋敷が町の迷惑になってしまっているというのもたぶんホントのことだと思う。浦島教授に言わせると、同情だけで無計画に飼うのはけっきょく動物に辛い思いをさせることになり無責任、ということになるのだろう。動物を飼うのには金がかかる。でもしかしそうは言っても目の前で困っている動物&飼い主に対して何をしてあげられるのか? というのが今回のテーマだったかも。プラス病気騒動。前半に較べるとコネタ度UPしてるよな。「男はオオカミ」とか、遠野教授の苦悩(ガン疑惑。いるいるこーゆー人)とか。コタツの中でロシナンテを青竹代わりに使う、というのは行き過ぎかも。冗談わかんない人怒るかも。そんでもって、最近エミリ&みちるも変わってきたなと思う。特にエミリ。前半で「獣医なんかやめます」と何度も言っていた人とは思えないんですけど。すぐに感情移入する感情的になるクセが、最近はいい方向に出てきているように思う。ガッツで頑張る(笑)みたいな。やはり荒太の影響を受けているということだろうか。荒太も心なしか前半に較べるとしっかりしてきているような。嘘をつけないところや、ぼよーんとした話しぶりは相変わらずなんですけど。おばあちゃんと息子と猫のエピソードもいい感じだった。おばあちゃんと猫と一緒に息を引き取るみたいな話かと思っていたら、猫だけだった。そしておばあちゃんが猫に自分の名前をつけて可愛がっていたことを知った息子も気持ちを和らげて、家をバリヤフリーにして彼女と一緒に住むことにする。いつもはコメディぽいもので軽そうな上司役の渡辺いっけいが、今回はシリアスな役。こういうの見ると上手いよなと思う。01/02/24

「ストロベリー・オンザ・ショートケーキ」(第7回)
 おお、段々「野島ドラマ」になってきたぞ。確かに「悪い大人」ってのはこのドラマには出てこないけど、唯以外の登場人物って、みんな微妙に汚いじゃん。ワタシの好きな「善なるものの中のエゴ」とか瞬間的な悪意とかがそこここにあって、楽しめました。いやもうみんな汚いッス。唯に気を持たせるようなことを言う哲也も汚いし(意外と、ラストのブランコのとこでの台詞が本音なのか?という気もする)、唯につかみかかられたことを水に流そうとする真理子も汚いし(ぽそっと「性格とか・・・」なんて言うところがまた)、まなとに告白するようにけしかけたり大学生と寝てみたり平瀬愛のフリをして文通しようとする遥も汚いし(ほんとはまだまなとのことを好きなのではないかなぁ・・・)、それになんと言ってもまなと。哲也に唯を振ってもらって落ち込んでるのを慰めようという魂胆が視聴者にはミエミエじゃ(笑)。すげー汚ねー(^^;)。いやみんなそれぞれ一生懸命だし、好きな相手に向ける気持ちは純粋だけど、自分のことをよく見せたいとか守りたいって気持ちもあるし、相手の心を振り向けるための打算なんかもあるし、傷つかないため自分の心をごまかしたりさ・・・ そういうことをしないのは唯だけって感じ? でもそういうことしない彼女の存在は、ある意味凶器でもある。現に真理子は脅威を感じて自信を失ってたりして。珍しく哲也がマジになってたりして。いやーもう。高校生が片思いしまくってるだけの話なのに、だからこそ次に何がやってくるのか読めない感じ。でもまー黄色のレターセットはやめたほうがいいかも(^^;)。01/02/23

「カバチタレ!」(第7回)
 いやー今日は(笑)。なんかもう至る所にラブラブ妄想光線が飛び交っている状態で。大野と希美が喫茶店で見つめ合ってるとこなんて「キックオフ」(昔あったラブコメサッカーマンガ)思い出しちゃったよ。ラブラブ光線なんだけど、それが大人の恋愛じゃなくて、おままごとのような盛り上がりなのがいいんだよねぇ。希美の部屋で組んづほぐれつレズビアンごっこをしている姉たちを目撃してため息をつく優太。こっちはおままごとではなく、幼いながらも本物の恋(かな?)。実はたずねてきてた彼女が触った階段の手すりをそれとは知らず触っている優太。切ないシーンだった・・・ それに引き替え姉たちのほうは、同じ人が好きだと言っては盛り上がり(この時点でもう何か違う)、大野が鉄人28号であそんでいるのを見ただけで二人一緒に醒めてしまう。のんきというか平和というか、いいよなぁ、このバカっぽさ(演出もいつもに増してマンガっぽかったような)。しかもポリス京子も復活。こないだは思い切り悪役だった彼女だが、今回は希美を救う。でも京子にしてみれば、自分の正義に則ってものを言ってるだけなんだよね。その彼女も大野にラブラブ。そんでもって、そういう脳味噌とろけたような状況にますます花を添えているのが福原・・・こいつ頭に脳の代わりに精子が詰まってるんじゃないか?(^^;) 美人局に引っかかったばかりなのに今度は出張ホスト(その傍ら同僚女性を誘ったり、もと彼女とよりを戻そうとしたり)。しかも悪徳出張ホスト(客を装って因縁をつけさせ、慰謝料を請求する)でまんまとダマされ、しかも会社の金に手を着けているという噂も流れ、それは大野の助力でなんとかなったと思ったら、今度は中学生を買春したということで留置場に入れられてしまう。あの会社に来た強面の人たちは刑事だったのか。もと彼女との復縁もありえなさそうだし、けっきょく自分のやったことは自分にかえってくるということだろうか。留置場に入ったその後があると思ったらないんだよね。もうそこまでは大野にもどうすることもできない。相手の生き方に口を挟んではいけないというのが彼のポリシーのようだが、果たしてそれでよかったのか? いくらこちらが手を貸してもどうにもできないこともある、という気持ちでの鉄人28号だと思うんだけど。法律にできることなんてほんとに一部だけなんだよね。01/02/22

「お前の諭吉が泣いている」(第7回)
 今回のターゲットは警備員の貫太郎。なんだけど、ちょっとだけまろ先生(まろはやっぱりひらがなっしょ)の話でもありましたね。教師は授業を進めればよくて出席をとったり生徒のことをきちんと見たりするのは余計なこととばかりに出席簿も捨ててしまうまろ先生。かたや体重130キロでろくに走れず警備員としてはどうかというレベルではあるけど、学校中の生徒の名前ばかりか彼らの状況までも把握している貫太郎(一介の警備員がなぜ生徒の家庭の事情まで知っているのかという別の問題はこの際おいておく)。誰にでもいいところはある。ハサミ振りかざして嫌がらせをした上村くんにも素晴らしいところはあったわけで。貫太郎を人材として役に立たない無駄な部分と思っていたケッペキも、貫太郎の残した手帳を見て、彼のよさに気づく。例によって数値をあげて彼の問題点を指摘するという方法だが(しかしなぜ「太っているのはあなたの心です」が「諭吉」につながるのか? まあいいや)、ケッペキは彼なりに貫太郎に戻ってほしいと思ったんだろうなぁ。「使える」という観点からかもしれないけど。きちんと畳んで置いてあった制服がそれを物語っているよね。しかも無駄だと思われていた脂肪が彼を救う。いいとこあるじゃん脂肪(って、彼の場合、健康上は明らかに痩せたほうがいいんだけどさ)。それに較べると今回の愛美の関わり方は弱かったかなと。深夜の職員室でなぜあんなことやってるのかも不明だし、携帯のエピソードもわざとらしい。無理に関わらせなくてもな。逆に完璧脇役の宇野先生や田中先生の関わり方がいつも上手い。男子生徒の話のたびに野球部員がさりげなく増えて行ってるのもいい。果たして最終回までに9人集まるのか? りんごちゃんが前回までとはうってかわって(というほどでもないのだろうけど)太郎に対して強気に出ているところなんかもよかった。01/02/22

「ロケット・ボーイ」(第3回)
 いよいよ戻って参りました! といっても、内容的には何がどう盛り上がるってわけでもなくて、どちらかというと小林の言動やちょっとしたコネタ(ゴリさんの肖像画はちょっとウケた)を楽しむという基本は変わってなくて、なごむ。田中はホントに飛び降りてましたね〜4階からだけどな。そんでもって、実は家でも会社でもダメダメ人間(内弁慶の反対か?)だったんですな。ま、あの父親とお兄さんでは自信がなくなってもおかしくないけど。小林たちの前で見せてる虚勢と父親に何も言えないへこんだ部分の中間くらいが、本来の田中なのだろう。小林・鈴木・田中の三人の呼吸も絶妙にいい。今回、またも小林がいきなりひらめいて意見を言うんだけど、この意見もいいなぁ、視点がいいなぁと思う。前回の「かっこいい人の生き方を格好悪い人に押しつけるな」もそうだけど、ドラマにありがちな部分だよね、今回の「花瓶を落として割っているのに誰も片づけない」ってのも。今回は登場人物の動きに目がいっちゃってそんなに感じなかったけど、ケンカシーンで、ものが割れたりするのって気になるもんな。橘、君江両人の存在感もいいし(中嶋朋子はやっぱり上手い。特にどうという特徴のないキャラなのに、小林と暮らしていた人らしいユニークな存在感がちゃんと出ている)、がみがみ言いつつ実は小林のいいところもちゃんと見ている課長もよかった。小林父と田中父がいきなり意気投合しちゃうのはちょっと面食らいましたが。旅行に行ったことで田中親子の何が劇的に変わったわけでもなくて、ただシャンプーを手渡されただけというのも、大げさじゃなくていい感じ。現実ってそういうもんだし・・・いや現実にはそんな次々ハプニング起こらないと思うけど。01/02/22

「FACE・見知らぬ恋人」(第7回)
 またも明かされる水野一家の秘密。なんとパパは婿養子だった! ということはこれまでのあの択己に対する厳しい態度は、妻に対する当てつけか。ママのほうは択己&亮にだけは会社を渡すまじだもんね。そんでもってこれは当然予想されてしかるべきだったが、亮は愛人の息子だったんですね。しかも秘書・ありさは亮の実の姉らしい。ってことはやはり亮が第一の人格かい。これでありさが妙に亮と組みたがってた理由がわかる。お家乗っ取りを企んでいるわけですね。そして復讐。あのテディベアに飛び散る血はお母さんの血ではないだろうか。岡田課長が要所要所に現れるのがわざとらしいと思ってたけど、パパの遺体を岸壁まで運んだのは岡田課長だったようだ。そういえば先週択己のあとつけてたっけ。後輩が択己を見たというのは都合良すぎるんだけど。控え室に現れたのは、早紀への執着・・・もしくは最初から義理父を始末するつもりでそこにいたのかも。ありさからの指令で(義理父を呼んだのもありさか?)。でもそれを択己のせいにするところが、岡田課長、まだ何か含むところもあるらしい。この人の動きは注目だなぁ。そんでもって早紀・・・酷くないか?(笑) つい先日まで択己を激愛していたのでは。亮のことは嫌ってたのでは。それが今日は択己の前で「亮を愛している」と。亮にとっては出生の秘密の次にこれか、って感じだよね。早紀って実は身勝手女?(笑) まあ実際に指輪の交換をしたのは択己だったけど。しれっとそこで結婚してしまう択己もなんだか・・・ 同一人物なんだからどっちも愛してやれよ、って思うんだけどさ。でもあの義理父が死んだことにはほっとした。01/02/22

「2001年のおとこ運」(第7回)
 あたるとカヲルが鍋をしながら話しているシーンがちょっと辛かった。コタツトークみたいな感じで。そこだけドラマから浮いてるというか。組み合わせを替えた会話シーンが多いと言うよりほぼそれだけのドラマだけど、やっぱり天羽とあたるのシーンなんかは雰囲気があるんですよね。伊倉もいい味出してるし。押尾くん頑張れって感じ。話のほうは、キスをしてちょっとカヲルを意識するあたるだったが、やっぱりお互いその気はなくて、あたるのほうは今度は天羽を意識するように。橋の上でくじら相手にぶーたれているあたるのところに天羽がやってくるシーンなんてよかったですね。ひとりのときの天羽の表情もな。ああ田辺クンこんなにいい男になるなんて〜と鑑賞タイム。けっこう雰囲気観賞しちゃうとこがあるよねこのドラマって。そのくせ話の行く末も気になる。カヲルはやっぱりあたるのことを気にしてるみたいだし。さくらにも生理がきたと思ったら、今度は洋子のお腹の子どもはカヲルの子ではないかも疑惑が。ワタシとしてはあんまり洋子とくっついてもらいたくないんだけどな〜カヲルには。01/02/20

「女子アナ。」(第7回)
 うわ〜木下さん、大人げなさ過ぎ。VTR隠しの理由が、普段の扱いに対する怒りや自分の重要さを認めさせるためだけならともかく(それだけでも十分大人げないが)、真琴と倉本の仲を嫉妬しているような雰囲気・・・ちょっと〜って感じ。全体的には緊迫感に満ち満ちていて、こっちも一緒に走ったような、ニュース番組一本見学した感じ。なにせニュースの頭から間に合わなくなるぎりぎりまで、どたばたとみんなでつないでいたわけで。その一方で妙に張り切る部長代理や中継の先輩たち(密かな野望(笑))がいい息抜きで。高見沢Pも、なにかあったら数字がとれる、なんていうのは、大したことは起こらない(せいぜい誰かのドジくらい)と思っているから言えるのであって(笑)。無事に終了したあとで木下を怒らずねぎらうところは、結果良ければすべてよしの彼らしい。何かあったら真琴のことをフォローしようと本番の合間に原稿を書く掘田(その一方でナイスフォローの万里子へのねぎらいの笑みも忘れない)も、立ち往生するみどりを「あなたはプロよ!」と励ます小田切も、いい先輩だなぁ〜 みんな必死だったですね。それに真琴の、インタビューに応じてくれた女性に申し訳ないという気持ち(倉本のほうは自分の手柄にこだわってたけど)。そういういろんな具体的な気持ちのあらわれを見たからこそ、木下が真琴の「仲間だから」の一言で気持ちを和らげるというのは、簡単すぎて説得力が今ひとつ(てゆーか、それを聞かせるためのこれまでのあれこれだと思うんだけど、もはやこっちが見たかったのはそういうものではなかったわけで)。もう少しごねるとか、木下を突き飛ばしてVTR持って走るとか、なにかなかったのか。もっとも木下がVTRをもって姿を消すという設定自体、ほぼありえないと思うんだけど。ありえなさの上に載ってる具体性だな。しかしとにかく盛り上がった。01/02/20

「別れさせ屋」(第7回)
 さすがに見るのやめようかなーと思ったんですが、こういうときに限って間に合う時間に帰って来ちゃうのよね。で、10時5分辺りから見た。ので、最初の依頼の様子はわからないんだけど、大筋に影響なし。新山千春、やっぱエエなぁ・・・ 今回は不倫に悩む合理主義のOL。合理主義の人間が不倫などという非生産的なものにはまるかのう・・・でもこういう人ほど、占いや宗教などをころっと信じちゃうのはホント。「つじつまが合わないものは信じない」というのは「つじつまがあえば信じる」ということだからな。留吉の占いハウスの怪しさがよかった。どこの流派やねん。下着の色は、そんなこったろうと思った。ここぞというときに類推なんてしないって。右か左か当てるのは上手いと思いましたね。でもあそこで試したのは、まだちょっと疑ってたってこと? 普段の彼女だったら引っかからなかった気がする。用心深く試しながらも、ホントは亮一と言ってほしかったのよね。だから引っかかってしまう。ただし亮一との関係性ができてゆくところは無理があったなぁ。いくら占いと連動させてるとはいってもわざとらしすぎるって。いつものように美郷がターゲットに自分たちの関わりをバラすといううるさいところがないのはよかった。一応、依頼人が叱られてたけど。そんでもって留吉がまた一肌脱いで・・・稼いだとも言うな。でも占いとは言っても、やっぱり彼女が潜在的にこうなりたいと思ってたほうに進んでたようにも思う。不倫に疲れていればこそ「運命の相手」という言葉に引っかかってしまったのではないだろうか。01/02/19

「白い影」(第6回)
 今回は石倉さんのエピソードとか直江の医者としての哲学などが出てきて先週よりは面白く見られた。どうもねー、恋愛話はどうでもいいって感じ。石倉さんがどのように死を迎えるのか、そのとき直江はどうするのか、そのことだけに興味があって見てるって感じ。いかに死を納得させて送り出すか、自分のためにどれだけの手が尽くされたかを知るのが大切・・・なるほどと思える言葉ではある。小橋のほうも一生懸命やっていていい人ではあるのだが、いかんせん経験不足? 患者に注意されてちゃ世話ないだろう。石倉さんもなにもそこまで直江の話しなくても(笑)。あとなぜ小橋が三樹子との縁談を断ったのかも・・・まあ急患が入ったときにほっとしたからだろうけど、なんだったんだこのエピソード。毎回倫子がタンポポを探しているのも、もういいよーって思う。そんでもってとつぜんたずねてきた直江の恩師。やはり直江は病気らしい(それにしてもあそこまでレントゲン撮ったら、それだけで病気になりそうだ)。恩師を見送ったあとボートで寝込んだ直江が、タンポポを取りに来た倫子とばったり、というのはわざとらしすぎた。なんかねぇ・・・倫子っていつも同じ表情してるよね。パターンというか・・・喜ぶ落ち込む腹を立てる慌てるの4パターン、みたいな。ちょっとつまんないかもしれない。恋愛話より仕事の話を見たい。01/02/18

「北条時宗」(第7回)
 今回は少年時代。時宗は新しい役目をいただき、時利は時輔と改名することに。名前にまで立場が反映されているとは。そこまでして時輔を時宗の下に置きたい(置かなければならないと思っている)時頼は何を考えているのか。意地悪や私利私欲でそういうことを考えているわけではないよな。彼がいちばん恐れているのは時輔をかつぐ者たちが騒ぎを起こして共倒れすることかもしれない。上に立つ者が分裂して仲間割れしていたんじゃ下の者もたまらんもんな。時輔の力量を見抜いているからこそ、立場をわきまえさせなければならない。時輔のほうも「なぜだ」という思いはあるのだろうが、とりあえず自分のおかれた立場というのはよくわきまえているようだ。しかしあの妻、大丈夫か〜(笑)。堅苦しいのはやめようと言われた途端に、実家の悪口を言うという。どこで誰がきいているかわからないというのに。彼女がこの先時輔の災いにならねばいいのだが。そんでもって時宗のほうは立場と言うより己の実力(兄に劣っている)をよくわきまえている感じ。将来の執権として立てられているのだから驕っても無理はないのだが、そういうところがほとんどなくて、兄思い母思い。逆に、自分のために生きよと母にさとされる始末。これはこれでややこしいことになるのかもなぁ。兄に対して劣等感を抱きつつも兄の上にいないといけないというのはすんごいプレッシャーだよね。涼子と日蓮のエピソードもよかった。時頼が日蓮をつまみ出さなかったのはなぜかな。放っておいても長時あたりが騒ぎ出して排除するのがわかっていたから? ちょっとこの人何考えてるのかわからない。日蓮が執権や将軍を差し置いて自分のところにきたというのも、個人的には悪い気はしないだろうが、政治上の問題としてはどう考えているのか。単におごっているのか。長時や長老たちを怒らせてなにかいいことあるのかという気がしますが。うーむ。01/02/18

「向井荒太の動物日記・愛犬ロシナンテの災難」(第6回)
 うーむ。いくらなんでも死にかけて横たわっている馬がファンファーレを聞いただけで立ち上がって走るかぁ? 頭の中では元気よく走り回っているかもしれないけど、実際問題としてはどうか。立とうとするけど立てない、ってな展開のほうがリアルだったなぁ。気持ちはわかるけど(てゆーか、最後にもう一度走るってのはお約束ですな)。今回は珍しく教授が春菜に怒られる。死にかけている動物を薬の力などで延々と生き延びさせるのも人間のエゴなら、苦しむところを見たくないから安楽死なんていうのも人間のエゴ。「苦しませずに死なせてやりたい」なんて、動物だけじゃないけど、エゴかもしれないですね。早く死なせてくれ、ってのもあるだろうけど。本人が自らやるのでない限り何をやってもエゴだって気もする。だからといって何もしなくていいということにもならないけど。教授がショータローに思い入れて引き取ろうとするのだって、エゴと言えばエゴ。でも歳とって弱っているのにこき使って病気にさせるなんてのも、見過ごしてはいられないわけで。ショータローは幸せだったかもしれないし、不幸だったかもしれない。でもたぶん教授は幸せだよなぁ(笑)。それでいいって気もするし。遠野教授の語りとか浦島教授の妻(伊佐山ひろ子)とか、大人の世界(笑)は、あの世界の中では明らかに浮いてたし、獣医になりたての浦島の姿も明らかに無理があったが、まあいいでしょう。それでけっきょく学部長は里中教授になったってことか。遠野教授が浦島の気持ちを汲んで立候補を取り下げるのもお約束なら、土壇場で浦島も棄権してしまうというのもお約束。それでいいのか学部長選挙(笑)。ところで母はる子との特訓の成果か、心なしか荒太の喋るスピードが速くなってきたような。ショータローを連れてゆこうとする業者を止めるとこなんて素早かったよな。01/02/17

「ストロベリー・オンザ・ショートケーキ」(第6回)
 いやっ、今日は美しかったですね。まなとと遥が窓越しに電話で話すシーン。ホテルでまなとが上手くできなかったせいで(もちろんそれ以前からまなとの気持ちが本当に自分のほうに向いているのかわからなかったというのもあるだろうけど)急速にイヤになってしまう遥。まなとのことも自分のことも。こないだまであんなに好きだったのに、残酷でシビアな現実。土壇場で受け入れてもらえなかったという現実と、受け入れることができなかったという現実。それに対して唯ならそれでもがーっと行っちゃう気がするけど、そこまでする気が起きない自分。そこまでする気を起こしてくれない相手。実はお互いそんなに好きでもなかったんではないかという窓越しの確認。醜いかもしれない現実。でもそれを語る場面(窓越しに雨でぼやけたまなとと遥)は、残酷なほど美しい。その前段階としてある、遥と哲也の会話場面(自分がメスであることを確認する遥)、そのあとの段階としてある、やはり雨の中の唯に傘をさしかけるまなと。この3場面がよかったねぇ。哲也と唯の会話とか、ICUの前でお父さんだけ中に入らせる唯とか、いい場面はいっぱいあるんですが、とにかく雨が・・・土井さん、素晴らしすぎ。そしてキャラも。個人的には哲也がたくさん見られるのがハッピーだし、唯が好きだけど、「意外とメス」な遥もいいし(あの、微妙にいやらしい自分の身体を持て余している(でもそれがわかってかえってさっぱりしたような)感じ)、まなともいい。3人の存在感に押され気味に見えて、まなともなかなか・・・ああいう男の子っていいなぁと思うもんな。唯のこと好きなんだけど、気をつけて距離をとって、でもすんげー好きで、見守ってるっての。幸せになってほしいと思いつつも、哲也の気持ちが離れたと知るとひそかにほくそ笑んだり。今回すんげーズルいのは哲也だと思うんだけど、それはそれで彼らしくていいし。彼なりに唯に悪いと思っているし。真理子さえいなければ・・・って思うんだよな。遥の場合、心と身体のコントロールができない感じが魅力だけど、真理子の場合は、大人の女として余裕があるだけ、計算を感じる。(ちなみに唯は、ストレート過ぎて性の匂いをかえって感じない)01/02/16

「カバチタレ!」(第6回)
 今回の依頼人は、美人局にお金を巻き上げられそうになってる商社マン。なんだが、この男、婚約者がいるのにテレクラで人妻(実はこれが美人局)をひっかける(しかもこないだ婚約者と一緒に来た喫茶店で待ち合わせ)ような男。そればかりでなく希美の電話番号きいたり、栄田にも色目を使ったり、なにかもう勘違いしているとしか思えない。加勢大周ならまだわかるが、これが豊原功輔というところがまた・・・絶妙のキャスティング(^^;)。こういう男は100万でも200万でも巻き上げられて痛い目にあったほうがいいのではないか? 栄田も言っていたけど、本物の(ある意味立場的な)ワルの手先のほうが割り切ってできるだけまだマシだよ。なにが悲しゅーて、こういう「人としてどうか」なヤツの利益のために仕事をしなけりゃならんのでしょう。しかし嫌がる栄田に仕事を受けろと命じる大野。彼にはなにかもくろみがある? というより、上司として栄田の妙な潔癖さや男に理想を持ちすぎる(この点に関しては希美のほうが現実的)ところに危惧を感じているのかも。希美の家賃問題がこの問題とリンクしてるところもいいよね(しかも家賃問題のほうはけっきょく法律ではなくて希美の人柄(?)で解決してしまう)。それに加えて今回にわかに浮上したのが希美と栄田の関係(ついでに二人の子ども時代)。希美のほうは普通に友だちと思ってると思うんだけど、栄田はなー、あの妄想(^^;)。そんなに栄田が希美の存在に執着してるとは知らなんだ。でも希美を好きになる気持ちはわかるなー。栄田も可愛いけど、それは希美の可愛らしさとはまた別だ。大野と希美の関係も要チェックか? それにしてもあの環境でよく勉強できるな優太。01/02/15

「お前の諭吉が泣いている」(第6回)
 今回のスポットライトはりんごちゃん先生。そーいやこれまでこのドラマには教室シーンがなかったなーと改めて思ったりして。そしてやはり教室シーンが出てくるドラマは・・・クサい。なぜあれで視察の人が「素晴らしい」と言えるのか、見てて納得できないもん。実は時計が進んでいたというのも、りんごちゃん以外はみんな校内にいたんだから、チャイム鳴ってないのはわかるはずじゃん。だいたいチャイムって学校の時計と連動してるんじゃないだろうか。いきなり視察の人が来るのはともかく、いきなりりんごちゃんの父が田舎から出てくるのもどうか。生徒にそっぽ向かれて「もうやめます」はいいとして、そんないきなりやめられるのか。だいいち彼女どう見ても「教師をしたい」って感じじゃないのに、ケッペキに言われたくらいで教職に目覚めて「みんなと勉強したい」って調子よすぎないかぁ? 途中で投げて逃げ出す自分や残してきた生徒たちのことが気にかかるというのはわかるんだけど。ケッペキに言われてプライドが目覚めたのかな。制服姿で現れた愛美の台詞もわざとらしい。あんなんで生徒がついてくるかっての。だいたいみんなりんごちゃんの教室に集まったり生徒を探したりしてたけど、自分のクラスの生徒たちや授業はいったいどうしたのでしょう。でもまあ、りんごちゃんみたいな人っているよね。なんでも他人のせいにする人という意味でもいるし、ああいうやたらとびくびくしている恐がりな人というのもいるでしょう。ああいう人に「頑張れ」って言っちゃだめよ理事長。01/02/15

「FACE・見知らぬ恋人」(第6回)
 なんだか人間関係がいきなり錯綜してきたぞ。岡田課長と秘書がいきなり寝てたことにもびっくりだが、早紀母娘が泊まりに来た次の日(?)にはもう早紀の義父に連絡つけて早紀を階段から突き落とす計画に引き入れる択己の母にもびっくりだ。「呪われた子どもとその母親」ってなんだよ(笑)。誰の仕業かと思った。早紀も急に亮に対して愛を感じてしまってますし。亮も何があったのか、急に自分が逃げていたことに気づくし。そんでもって、いよいよ明かされる択己&亮の過去。なんと!虐待してたのは父親ではなく母親だった。暴力&性的虐待。なにゆえ彼女がそういう行為に走ったのかはまだ謎だ。なさぬ仲だということも関係があるんだろうか。それに加えて、つい先週まで亮と組んで会社を乗っ取ろうと企んでたのに、亮から見下された途端、今度は択己に接近して亮を陥れようとする社長秘書(田中美奈子。役名覚えてない)。いったいなにをどうしたいんだ田中美奈子。そんでもって廃屋で彼女は択己にいったい何をきかせたのか。社長につかみかかったのは択己だよな。岡田課長はあの岸壁を通りかかっただけだよな。亮が態度を変えたのは、このことに関係あるんだろうか。死体処理したのは亮だったりして(笑)。今さら言うのもなんだが、択己もけっこう問題のある人格かも。01/02/14

「もう一度キス」(第6回)
 電話してたので25分頃から。歩のところに病院から連絡が入るとこから。誰が悪いとかいうことじゃなくて人生にはいろんなことが起きるというお母さんの言葉がよかった。やりたいことがわからないと言う歩に、では、できることからはじめろというお父さんの言葉もよかった。この二人、ぜんぜん問題ないとは思わないけど、いい両親の部類だわな。美和のことをきいて車のことを心配したり(気持ちはわからんでもないが、あの状況では白ける)、どうして自分じゃなくて歩に連絡があったんだと言って殴りかかる昭典にはうんざり。こいつ、友人の恋人取ったって自覚あるのかよ。てゆーか、この人たちってなんで今でも友だちとしてつき合ってるわけ? うーん・・・今の若者ってこんなもん? 元彼と友だちというのはわからないでもないけど、ひとつのグループの中で恋人を取り替えて(それもなんとなくスライドする形で)そのままグループを続けていられるというのが、なんなのかなぁこの人たちっていう。居心地悪くないんだろうか。古いですかね、この考えは。01/02/14

「2001年のおとこ運」(第6回)
 今回のテーマは「妊娠」か? 妊娠ネタで盛り上げるドラマは多いけど、これはひと味違う感じ。妊娠したかもしれないという不安とか、積極的シングルマザーの決意(「あなたに迷惑かけたくないからひとりで生むわ」ではなくて)とか、子どもほしかったけど子宮癌で生めなくなったとか、子どもが子ども生んでどうするんだとか、妊娠まわりのいろんなことが飛び交っておりました。あそこまできっぱり言われてもまだ、彼女には俺が必要だ的幻想を持っていられるカヲルってそーとーロマンティストかも。妊娠したかもしれないってことで「どーしよー」と不安がるあたると、実は妊娠していることを望んでたりするさくらとの対比も面白かった(しかし例によってさくらを怒らせる対応をする伊倉)。ケンちゃんとあたるの問題も今回で一応ケリはついたかな。最低男のケンちゃんにも事情があったということが判明。許しちゃうあたるも優しい。そんでやっぱりケンちゃんはあたるとカヲルの間に入ってゆけなかったのだなぁ・・・と思っていたら、気弱(?)になったカヲルはあたるにキスしちゃうし。男ってしょーがねーなー。今の距離感がいいんだけどなーあの二人は。01/02/14

「女子アナ。」(第6回)
 今回の事件は・・・”黒い疑惑”。一緒に写真を撮っただけでなんでそーゆーことになるのだ?ということのほうがまず不思議なんだが。悪いのは、そーゆーヤツを結婚式に呼ぶ側のほうじゃん。暴力団に知り合いがいることが、そんなに悪いことなのかということはとりあえずおいといて。だから真琴の友だちが「わたしのせい?」と怒りだしたときは、その通りじゃ、と力強く思ったもんだが、真琴は真剣に悩んでいた。あの友だち・・・もうねー最初に出てきたときから、この人の思考回路ってよくわからん。真琴の悩みは「贅沢だ」だし、きいてやってるだけで感謝しろって態度だよね、いつも。今回だって、なんやかんや言ってもやっぱり利用してるんじゃん。なんで真琴ばっかり反省するわけ? 有名人になった途端に離れて行くよりマシかもしれんが、ああいうのは離れてくれたほうがいいかも(笑)。そのうち絶対今以上に真琴を窮地に陥れそうな気がするんですが。こないだの女子アナ飲み会のときにもちゃっかり来てたし。いやホント、それだけでなく、どーしていつも真琴が悪者になっちゃうのかな? 掘田や倉本(嫉妬全開)の言うことはまあわかるとして、どーして万里子がそこまで言う? 真琴のせいじゃねーだろ。どういう風に掘田のたすけになれるか、というところ、真琴と万里子それぞれの性格が出ていて面白かった。万里子はあくまでも実利的。真琴は気持ちでがーっと行く。でもまあやっぱり高見沢Pが一枚上手ってことで。上層部やスポンサーを納得させる方法を心得ている。そしてそれは掘田自身にそういう数字を出せるだけの実力や人気が備わっているからでもあるわけで。きちんと仕事をしているヤツは潰れないってことですか。でもみどりちゃん(やっとつかんだスポーツキャスターの仕事でも論外なポカを)のこともフォローはしてくれてるのね。01/02/14

「別れさせ屋」(第6回)
 今回の依頼は高校教師と教え子の純愛(?)を引き裂くこと。教師の婚約者からの依頼と見せかけて実は、教師が教え子を遠ざけるため親友の婚約者に協力を頼んでいたのだった。それは彼が死ぬかも知れない病気だったからで・・・と言いたいのだが、その依頼をしてきた時点ではまだわかってなかったよなぁ。互いの将来考えて、別れよう、ってことだったのだろうか。その割に、最後に教え子に留学の話が来たときには素直に喜べてなかったけど・・・そんなもんか。彼も彼女のことが好きだったんだろうねやっぱり。これも最後のだめ押しのための工作か?と思ったら、ホントでしたね。で、その話に千春社長の若き日(今も若いけどさ)の純愛話の顛末(ここがミソ)が絡む。心臓の悪い彼のために一時は自分の心臓を捧げようかとまで思い詰めたけど、アメリカで移植手術が成功した彼はそのまま戻ってこなかったという。この辺りから社長の「愛なんて幻想よ」は来ているらしい。ワタシもどちらかというと考え方は社長に近いねぇ。鬼のような事を言いながらも、たまに甘くなってしまう加減がいいよね。そういうところがわかっているから、留吉や亮一も彼女についていってるんだろうし。そして彼女の言うとおり(この辺は計算なのか? おそらく先にドナーになる決心があって、理屈はあとからつけたものと推測される)、教師の病気が治るかもしれないとわかり、婚約者も嘘だとわかった途端に、教え子の愛も醒めるっていう皮肉がたまりません。愛なんて力関係のバランスだからなぁ・・・01/02/12

「白い影」(第5回)
 先週飛ばしてしまったせいか、今イチ身が入らない。倫子がうざい(それにあのガラスのカケラみたいなヤツ・・・あれ何? そりゃあボートみたいな形といえばそうだけど、あんなもんどうしろというのだ)。いや、基本的にはいい子だと思うんだけど(仕事熱心だし患者さん思いだしまっすぐな気持ちを持ってるし)、なんやかんやと語る台詞が多すぎるよ。あれじゃ直江じゃなくても追い出しちゃうよ。しかもその語る中身ときたら、子どもが駄々をこねてるような・・・感情だけでがーっと言ってる子どもの正論のような。うーん・・・そりゃあ三樹子や製薬会社のお姉さんのほうがいいのでは(苦笑)。でも三樹子は小橋先生と結婚しそうだな。なにが自分の役に立つかを計算してそうだもんな彼女。それでもなんとなくパパの前では表情に出ちゃうところがまだまだではあるが。小西真奈美ちゃんの可愛らしさと石倉さんのハーモニカがよかった。でももうあそこまで行っちゃったら時間の問題かもなぁ。この上に「風邪です」なんて言って大丈夫なのか。薬を出させるために生活保護の人の名前を使うというのは嫌な感じだった。石倉さんに薬を出してあげたいってのはわかるんだけど、勝手に名前を使われる生活保護の人の立場は。ルールがどうとか以前に気にすべき事があるだろう。それにあの流れでは石倉さんは一生懸命働いてきたけど生活保護の人はそうじゃないと言わんばかり。そういうつもりの台詞ではないのだろうけど、なんだかなぁ・・・ 直江は好きなんだけど、一生懸命働いてきたかそうでないかで人をはかるところは、あんまり好きじゃないかも。01/02/11

「北条時宗」(第6回)
 今回は博多&対馬でのエピソードと時利の婚約騒ぎ。桐子って後の木村佳乃になるのかな。博多ってほんと中国や韓国に近いのな、と改めて思ったことよ。婚約騒ぎのほうは・・・将軍様が出てくるだけで笑っちゃう。将軍様直々のお声掛かりでは嫌とは言えず、将軍様の歌を書き写している時利がなにか痛々しかった。時宗の出立前はあんなに仲がよかったのに、わざと冷たくしてる感じで。背伸びしてる感じというか。それとも自分は将軍様と縁続きになるんだぞという自負なんだろうか(ちょっとその辺、最初のほうの回を見てなくて基本的な性格がわからんのでなんとも言えない)。ならなかったけど。もう隠居すると言ったその足で政治(将軍家との縁組みを断るというのはやはり政治でしょう)に口を出してしまう時頼もある意味気の毒だ。執権はじめ他がぼんくら&ほっとくと何するかわからないってことで。あのおじさんや執権には、時利の縁組みに手を貸し、将軍様の覚えをめでたくして自分たちも出世しようという企みもあったんだろうし(それをはっきり「企み」と言い切っちゃう泰盛、いいねぇ・・・ 「女だから何?」と言い返すほうもよかったですけど)。そんでもって、こないだの姑の言葉もあってか、涼子も少し心を開きかけてきたのに、時頼がけっきょく政治に戻ってしまって、彼女の気持ちもどうなったか。そこでいきなり数年後の時利の結婚の日に話が飛んでしまって、新しい二人が登場。あの時宗役の子、「永遠の仔」に出てた子じゃないのか? まぎらわしい・・・01/02/11

「向井荒太の動物日記・愛犬ロシナンテの災難」(第5回)
 今回のテーマは野生動物との関係。人間にとって野生動物は危険で害をなすものであり、野生動物にとっての人間もまたしかり。シビアだけども本当のことなんだよね。動物園にいる動物は野生の動物じゃないよ。最後のほうで山狩りをしている人たちにあれこれ言う部分はあれ?と思ったけど(だって群を分散させる云々はともかく小猿に関して言えば荒太たちにも大元の責任はあるわけだし・・・それともあれって自分にも言い聞かせていた言葉なのかな。荒太怒ってましたね)。それに教授もあそこまで懐かせる前に何か言ってやれよ〜 自分で気づかせるにしては犠牲を払ってしまったわけだし。町の人の言い分もある意味ではもっともなこと。あそこまで殺すことにこだわっちゃうと大人げないって気もするが(それにしても年間1万匹も殺されてるとは。捕獲した猿を大学病院に売るというのも実際にあった)。荒太とロシナンテが(なぜロシナンテまで?)山本圭の家に忍び込むとこでは、気付けよ、と思った。あんなすぐそばの窓の外に靴まであったというのに。みちるたちが荒太になんでも押しつけるのは、かなりどうでもいいネタになってきた。そんでもって荒太のいいところは、動物に対して見当違いの感情移入をしないことだと思う。愛情は注いでるけど、エミリたちのそれとは明らかにタイプが違う。浦島が言うことに対してエミリやみちるは「可哀相」とか「ひどい」のレベルで感情的に反発するけど、荒太は「そうなのか」or「そうだろうか」と考えていると思うわけだよ。だからこそ、あそこで町の人たちに対してああいうことも言えるんだと思う。一生懸命考えたんだと思う。目の前のことがひどいとか可哀相とかいうんじゃなくて、もっと本質的な部分で理不尽だというのが言えて、その状況に怒れるんだと思う。01/02/10

「ストロベリー・オンザ・ショートケーキ」(第5回)
 寝坊して最初のほうを10分ばかり見逃してしまった。まなとが受験しているところと唯&哲也のベッドシーンが交互に出てくるところから見た。今回は、まなとと遥のラブホ体験もあり、哲也と真理子の復縁ありで、人間関係がまた進みましたねー。って毎回進んでるか。例によって哲也はまなとからきいた「遥はまなとの第一候補じゃない」って話を唯にしてしまい、唯はそれをまなとに問いただすという・・・なぜこの人たちは人から聞いた話を簡単に右から左に伝言ゲームしてしまうのか。にゃんかエピソードぶつ切り+その内容がありきたりで、今回は今イチだったかにゃー。決心してラブホに入ったはいいけど身体は正直で使いものにならなかったまなととかさ。お約束・・・そのあと気まずくなっちゃうのもお約束で。ドライブの話じたいが、そういうシチュエーションを作るためのわざとらしい設定って感じ。ついでに言うと、海岸で唯は髪を結んでいるが、あの髪型だとキスマークは丸見えでは。夕陽に関する台詞もクサすぎ。しかもせっかくこれからいろいろ哲也と唯のあれこれを見物できると思ったのに、哲也は真理子と復縁・・・真理子ってば、かばわれたことで哲也への愛に気がついたのか? 調子よすぎる。速攻ただれた(笑)関係に逆戻りしてしまうし。結婚相手に興信所使うのが当たり前だと思ってるようなあの婚約者は論外だけどさ。01/02/09

「カバチタレ!」(第5回)
 今回は行政書士vs警察。前からあの篠原涼子の交通巡査の態度はどうかと思ってたので、今回厳重注意を受けて、ふふんてな感じだが(ワタシはああいう、立場上の権力を自分の偉さと勘違いしてデカい態度をとるヤツが嫌いなのだ。権力濫用だけでもイヤだが、その権力って彼女自身のものじゃないでしょ? 組織の力を自分の力のように勘違いしてるのがイヤなんだよ)、それを不服とする側にも、「交通違反くらい」という甘い気持ちがありはしないか? 巡査の態度は問題あるけど、「何も悪いことはしてない」というのも違うと思う。オニタカだったら(なぜここに別のドラマのキャラが・・・)もう少し違う言い方でクリーニング店員にも非を認めさせたのではないか。それを今回、あの検事さんが言ってくれたわけですが。法律を強い者がいいように使うのは理不尽なことだけど、弱いからと言って違反が許されるわけではない。このくらい、と思ってはいけないということだろうか。あのコンビニの店員の態度(募金をちょろまかしても罪の意識がない)もそうだし。自分は気楽な学生ではない、銀行に就職が決まってる、だと。もっと悪いわ。弟の恋愛話はあれ以上広げなくてもいいように思うのだが、ひと波乱ありそう。そんでもって今回の変な人は「さわやかなライダー藤岡弘」だった。01/02/08

「お前の諭吉が泣いている」(第5回)
 今回のテーマは食堂。トルナーレ学院最大の無駄かもしれない食堂のメニューを1日1万円に押さえるか廃止するかという話。例によって担当者(今回は食堂のおばちゃん森下愛子)は猛反対し、理事長はおろおろし、愛美はとりなし、ケッペキは「あなたの諭吉が泣いています」と言い、事件が起こり、巻き込まれ、教職員がいつのまにか集まってきて、なんやかんややってるうちに解決法が飛び出してくるというパターン。うーん、なぜたいていの食堂の基本メニューにカレーがあるのかわかった気がする。そうしようと思えば安く作れて、その割に栄養豊富だからなんですね。おばちゃんが無駄なメニューを増やしたり嫌われるほど生徒に構ったりするのは、自分では子どもを生むことができないのでその穴埋めに他人に構っているのだという設定もよかった。押しつけがましい食堂のメニュー、押しつけがましいおばちゃんの善意(サイアク・・・)。それとあそこでカレーを作ることとの違いってのが実はよくわからなかったりするのだが(だってあれだって思いこみでしょ。これを食べさせたいっていう)、そこに込められている相手のことを真剣に考える気持ちの違いということでしょうか。でもあそこまで拒んだのなら、誰かが怒って無理矢理口に詰め込む展開でも盛り上がったかも。どうしてあそこでいきなり折れる。ケッペキも今回は本気で食堂を潰す気はなかったのかも。タイミングを計ったように使えるようになっているガスや水道。最初の頃に較べるとケッペキも(いい意味で)軟化しているのかもしれない。ところで、真彦・和彦(だっけ?)って、親戚の子どもかと思っていたら、息子だったのね・・・01/02/08

「FACE・見知らぬ恋人」(第5回)
 うーむ、また別れ話か。何回目だ。しかも妊娠したってことで、最後にはまたくっついてるし。どうも今日の話だと、やっぱり亮は択己がやなこと逃れるために作り出した人格のよう(滝川亮という名前はどこから来たのだろう)。してその「やなこと」とは? どっしぇ〜〜 いやまあドラマじゃそう珍しくもない話なのかもしれないが、もしかしたら亮というのは択己が母親との関係に耐えられなくて作り出した人格? 前からあのお母さん絶対変だよなと思っていたけど。まさか真理子は択己の娘じゃないよな(いや、さすがにそれは・・・)。で、今回、亮がなんだか優しいところを見せちゃいますが、あれって、早紀の「自分を傷つけないで」がきっかけなのかな。愛に飢えてる亮としてはあの種の言葉(択己ではなく自分を心配してくれた)は嬉しいはずだ。しかも早紀のお腹には自分の子どもが・・・また妊娠か〜 択己のほうも人任せではなく自分のことを知りたいと動き始めましたね。あっけなく秘書の術にはまっていたけど(催眠にかかりやすい体質)。岡田課長が早紀に言った、あいつの優しさは自分のもろい部分を守るためのものだというのはある意味当たってるかも。あそこで早紀の写真を撮ったということは、その辺のシナリオは亮と打ち合わせ済みってことか。根岸季衣って、りょうが主演の二重人格の話のときも母親だったか母親の知人だったかで出てたよね。ふたつの話は根岸季衣でつながっている・・・んなアホな。01/02/07

「もう一度キス」(第5回)
 とつぜん舞台は韓国へ。日本語を喋っているのは歩と彼と話すときの玲花(これってとっさの偽名かと思ったら本名だったですね。ヤン・ソワヤが芸名なのね)だけという状態はほとんど外国映画。隣同士の国なのに(それこそホテルを出てゆく場面の次には実家のガレージの場面になっているような・・・って関係ないか)こんなに言葉が違うってのもすごいかもしれない。ディナーショーで玲花が日本語で「ありがとう」と言うのはちょっとわざとらしかった。他のお客さんびっくりしたかも。そりゃ日本の歌手だって「サンキュー」とか言ったりするが。家族パーティーの時、歩に対してちょっとだけ日本語使ったおじさんにほかの親戚が「なんと言ったんだ?」って場面は面白かった。あのおじさんは戦前生まれの人かな。よくわからんのは玲花が歌手だとわかった途端に距離をおこうとする歩の態度。隠していたことで醒めたとかいうんじゃないよね。いわゆる「君が遠くに見える」ってヤツだろうか。歌手と恋仲になってマスコミに追っかけ回されるのがイヤってわけでもないだろうし・・・これまで彼女がどこの誰だかわからなかったときには守ってあげられそうだったけど彼女が有名人とわかったら守ってあげられるかどうか自信がなくなった、ということだろうか。くだらん・・・ 歩に別れを告げられた途端に歩のことを気にしだす美和もいい加減にしろって感じ。三枝パパは誠実な人だと思うが、「テレサ・テンに会ったとき」ってのはないだろ。テレサ・テンの全盛期にはいくらなんでもまだ子どもだろ、と一応ツッコミを入れておく(観客として出会ったということかもしれないけど)。01/02/07

「2001年のおとこ運」(第5回)
 なんかもうあたるが可愛い。彼女が顔をくしゃくしゃにして泣いているところを見て、菅野美穂って平面顔だな・・・と思ったりしたけど、見ていて飽きない。さくらも可愛い。あの傲慢さは若いときにしか許されないものだろうけど。あのケンちゃんという男はなんなのだろうか。家にまで押し掛けてきてケンちゃんのフォローをするあの彼女も何? もういいよね、ってよくねーよ。ケンちゃんもほんとは優しい男なのかもしれないが(っていうよりトラブル避けたい性格なだけかも)、なんだかなー。いい加減なヤツだよな。あたるには見えないところで微妙に表情変えてあたるのことを気にかけてる天羽がなんかいい感じ。ケンちゃんの彼女が「妊娠してる」と言ったときの表情とかよかった。洋子さんは今回いきなりカヲルにくらくら。「会わない」と言われたことがきいたか? クールなはずなのにさくらに伊倉の秘密を教えたりして、ちょっと崩れてきてるよね。伊倉のほうは相変わらずしたたか。離婚したのを言わなかったのは、距離をおいたつきあいを続けたかったからかな。着メロが鉄腕アトムなのには笑っちゃいましたが、それが女からだというのにまたウケた。カヲルがあたるを気にかける様子もいいなぁ。あたるの男運が悪いのはカヲルがいるからという天羽の指摘当たってるかも。でもいっぺんに3人とも妊娠ネタは・・・おいおい。(ところであのあたるの後輩、毎回なんのために出てくるわけ?)01/02/07

「女子アナ。」(第5回)
 今回のメインは小田切さん(深浦加奈子)と言ってもいいと思う。いつもは恐い先輩のもう一つの顔というか、うるさく言う人はそれなりのことをしてきているんだ、という話は新人お仕事ものにはつきもの(そーでもないか?)。みどりちゃんもちょっとだけいいことしたよね。仕事は相変わらずだけど。彼女は意外と気配り上手?そーでもないか。朝の番組の先輩アナには全然気をつかってないもんなー。みどりちゃんのよさというのも少しずつ見えてきたのはよかったと思う。それにしても先輩アナ(小田切さんじゃない人たち)、真琴のことをちくちくと言っているけど、自分の将来のことのほうが先ではないのだろーか。どう見ても木村多江(役名わからん)やもうひとりのゴージャス系アナが十年後にも現役でばりばりやっているとは思えないのだが(苦笑)。今回の教訓は「今目の前にあることをきちんとやる」ってことだろうか。簡単なようで難しい。特に若いと。何も考えずに流されてるのもいかんと思うが、そうかと言って将来のための布石ばっかり打っているのもどうか。以前麻生は「どんな仕事も役に立つ」と言ってたけど、今回は万里子や掘田にもそのことが伝わったかな。エプロンなんてできるかなんて今ドキ言ってちゃだめじゃん。真琴はあれだけばたばたしてて絶対これは倒れるなと思っていたら、倒れてくれましたねー。でもこのエピソードも万里子のストーカーの話も、むりやり真琴と掘田と万里子の三角関係を出現させるためのコネタだったみたいで(もちろんそこに「仕事選び」の話も絡まってはいるわけだけど)。ストーカーの話なんて今回のテーマと関係あるのか? 他の番組を蹴ったり自分をオトリにしてまで報道にこだわる必要あるのかと言えないこともないが。01/02/07

「別れさせ屋」(第5回)
 今回は亮一(中村俊介)メインじゃん、ということで張り切って見たら、短い中に詰め込みすぎ(融資を持ちかける話、亮一の過去の話、おかみの回想、だるまの謎・・・)で、それにともない亮一やおかみの気持ちがころころと変化しすぎ。そんなころっと変わらないよ人間。つい昨日まで憎しみの対象にしてた相手をそう簡単に全面的にかばえないって(仮に許すことが妥当であるとわかったとしても人間プライドというものがある)。亮一の母とおかみの間に絆があったと見せかけて(というかあったんだけどさ)実はおかみが裏切っていたという展開はよかったけど、あそこでだるまを壊そうとする桜田を亮一が止める展開はどうか。あそこまで言うか。あそこでおかみがぶちまけて桜田との別れを切り出す展開はどうか。唐突すぎ。招き猫には笑ったけどさ。留吉とおかみの密会(?)を写真に撮ってた亮一を写真に撮ってた人物も謎だし。あれっておかみが桜田に言って、桜田が差し向けたものなのかな。さすが政治家、用心深い。あと、あの部屋に積み上げてあっただるま。あれってすんげー技術がいると思うんですが、やはり安岡レンタルさんが? だるまを積むのは機材のセッティングとは別の技能だと思うけどなぁ・・・ そして最大の謎は、果たして中村俊介は林隆三の若い頃に似てるのか?ということでしょう。そりゃあ林隆三だって若い頃はいい男だったのかもしれないが(知らないのではっきり言えない)、ドラマ上で視聴者をすんなり納得させるには無理がありすぎ・・・似てるのか?と思って一生懸命見ちゃったよ。その手のネタをやっていいのは、緒形拳と直人みたいに本当に親子の場合か、岩城滉一と反町隆史の場合だけだと思うのだが。01/02/05

「北条時宗」(第5回)
 来年のこともあるので、ちっとは大河の雰囲気に慣れておこうということで+渡辺謙がすごいって評判に見てみることに。渡辺謙もいいが、吹越満演じる将軍(川崎麻世の執権は無駄にプライドが高い男だが、将軍は自分の立場をわきまえていて尻尾をつかませなさそうに見える。一見バカ殿なんですが)と、柳葉敏郎演じる安達泰盛(鎌倉の御家人なのにやっぱりなまっているギバちゃん・・・)が、ワタシ的にはいいかも。あんまり力んでないキャラが好きなのかな。伊東四郎(執権の叔父)もいい。この人は何をしても味があるが。あと、時宗の兄ちゃん(名前忘れた)役の子役、東海孝之介。民放にもよく出てる子だよね。さすが上手い。浅野温子(時宗の母。時頼の正室)も上手いとは言えないのだろうが、親族を殺され夫に恨みを持ち続けている気丈な女という雰囲気は出ているのではないか。話のほうは、わりとどうでもいいっていうか、伝えられてる美談(盆栽の話とか)とか逸話(執権の狼藉の責任をとって自害しようとした執権の父を幼い時宗の兄が諫めるとか)の類をそれなりにつなぎ合わせた感じがする。「それだけは息子には言えませぬ」って、その場に息子もいるだろーが(笑)。盆栽の話は美談中の美談だと思うが、個人的にはこの話で素晴らしいのは、大切にしていた盆栽を薪にした(でも生木ってあんな燃え方?)ということではなく、それに対して時頼が「大切にされていたものを・・・かたじけない」と、男(宇崎竜堂)の中での盆栽の位置づけを尊重したことだと思う。これが今なら「盆栽と寒さに震える子どもでは子どもが大事に決まってる」ということになり、盆栽を火にくべる行為は「当然」とするような(そりゃ一応は礼くらい言うだろうが)人も多いのではないだろうか。いやそりゃ時頼だって男が盆栽に固執しまくってたら別のことを言ったかも知れないですが。少なくとも書状はなかったでしょう。でも男も別に書き付けが欲しくて取り入ったわけじゃないからな。こういう美談って多いよね、貧しい身なりの旅人にちょっと無理めのもてなしをしたら実はその旅人は神様だったとか「さきの副将軍水戸光圀公にあらせられ」たりとかさ。01/02/04

「白い影」(第4回)
 はっと起きたら9時40分だった。申し訳ない・・・すでに今回のメインの事件は終わってしまっておりました。次郎が小橋先生に怒られながら泣いているところだった。で、彼は田舎に帰ることになり・・・ってことはもう出てこないのか。直江は患者を殴ったということで一週間の謹慎処分。彼のことが気になった倫子は直江の部屋へ・・・なんですが、そんな職場の上司の家に勝手に上がり込むだろうか。いい歳こいた社会人が連絡もしないでいきなりたずねていくってアリ? 直江に対する「本当の直江先生じゃない」とかいう熱弁も白けたし・・・今どき「ホントの××」なんてマジに言うなよ。「何があったんですか?」とかじゃいかんのだろうか、まったく・・・ と、見逃したので機嫌が悪い(笑)。01/02/04

「向井荒太の動物日記・愛犬ロシナンテの災難」(第4回)
 今日の中心人物はエミリ。また出たよ「やめたい」病が。いやー正直言っちゃうと、エミリって獣医学部は向かないのと違う? てゆーかこういう人はどこへ行っても向いてないのではないだろうか。獣医学部は拘束されるからイヤだ、でやめても、どこだって何かしら嫌なことはあるだろうし、そのたびにやめるのかエミリ? てなことまで浦島教授が考えていたかどうかは知らない。でもたぶん当たり前のように動物の世話をしている先輩たちも、自分は獣医でいいんだろうかと常に考えてるのかも。若いウチからあまりにも自分の道に確信を持ってる人も、それはそれで恐いかも。それにしてもエミリの彼氏・・・しょうもない。だって、最近見た目がぞんざいで臭うから別れようなんて言うんだぜ〜 口実にしても言いようがあるだろう。エミリのほうも、彼のことを描写するのに、背が高くてかっこよくて慶應の4年生で大手代理店に就職が決まってる、なんてことしか言わないし。この女にしてこの彼氏、って気もするんですが、こんな男とつき合っててどーする。もしかしたらエミリは自分が獣医学科とは言ってないかもしれないけど、なんかさー、そういうことを言わないとか聞きもしないとかいう関係って何なのかね。そういうのって愛じゃないよな・・・ まあこの件でエミリも少し考え方を変えてくれたらいいのだが。で、見せ所のウエイトプルのほうですが、どうして練習の時にはタイヤ引くのも一苦労だった荒太たちが、浦島教授とミルク缶をぎっしり載せた軽トラックを動かすことができるのか? 今までまったく練習してなかったエミリにトラックを動かせるのか? そもそも全学部対抗ってことは、出場チームは学部にひとつじゃないの?(てゆーか全学科の間違いでは。犬と人間が軽トラックを引くなんて、いかにも獣医学部だし) ご都合主義もおびただしい(でも盛り上がるんだよな)。でもけっきょくはどちらも不正(東野教授のチームの学生って学外の人だったのね。ワタシはまた、てっきり体育学部あたりの学生かと)があって失格で浦島も東野も腰を痛めて、そもそもの動機であるアメリカへは行けませんでしたとさ、というオチはよかった。01/02/03

「ストロベリー・オンザ・ショートケーキ」(第4回)
 まなとの足が遅いところと保健室のカーテンがひらひらとめくれるところが思い切り嘘臭かった。まなとが絡んできた不良にペン先を向けて言うことがクサかった。まあこの人はこういうことを言いそうなキャラクターではありますが。眼鏡をかけることで自分を演じているつもりになれっちゃったりする人だから。唯に対して「キミ」というのもなんか浮いてる。「お前」というより対等でいいかもしれんが、なんかキザなんだよねぇ・・・キザなキャラか。いや、それはもう、まなとというキャラクターの個性だと思うので、それはそれでいいんだけどさ。哲也との保健室での会話におけるエセ哲学っぽさもよかったですね。野島ドラマ〜って感じ。クサいんだけど、クサいところが快感なんだよなぁこの人のドラマ。唯と哲也の場面がいちばん見ていて楽しい。こんな会話あるわけねーだろ、と言いたくなるようなリアル感のない会話だが、とにかく可愛い。メルヘンな感じ。なんやかんや言いながら唯としっかり和んじゃってる哲也がいいねぇ。唯が真理子に会いにいったときいたときの一拍おいたリアクションもよかったね。一拍おいてわざとらしく。唯が語る真理子の反応に傷ついてるんだなとわかる。遥のあしらい方も上手い。今回遥完璧に「重くてウザい嫌な女」になってたなぁ。毎日弁当毎日夕食。つきあい始めて何日も経たないのにもうエプロンして「お帰りなさ〜い」・・・すごくイヤ。唯に哲也の悪口(遥は彼が真理子を愛していることをよく思っていないので)を吹き込んだり、哲也に「唯に近づくな」と保護者ぶったことを言ったりというお節介も、なんだかなぁ・・・ 唯がまなとの朝帰りのことをうっかり喋ったという次元とはぜんぜん軽さが違うわけよ。ただ彼女は自分でも自分のそういう性格がイヤなんだよね。それが救いかも。内山理名が演じているので、そんな重いところがあっても一抹の美しさが見えて、けなげな感じになるんだけど、演じる人によっては、重い部分ばっかりが強調されちゃうかも。そんでもって、哲也には沢村は彼女じゃないと言いつつ、目の前で遥に泣かれるとキミしかいないみたいなことを言うまなと・・・男って・・・(苦笑)01/02/02

「カバチタレ!」(第4回)
 今回の事件は痴漢えん罪。このネタ多いなぁ。でも栄田もいう通り、そういうことをする人がいるからって、女性全般の痴漢に対する警戒心を自意識過剰と笑うのは違うと思う。これも一種の女性差別。泥棒が近所にいなくてもさらなる用心のため家の鍵を増やす人に過剰防衛とは言わないじゃん? で、出てきたのが加勢大周。おお加勢大周がいい人をやってるよ。いい人過ぎて間抜けだよ、と思っていたら最後にテレクラ(笑)。まあテレクラと言ったって、彼の場合、それまでの言動から推察するにテレクラに電話をかけたのも純粋に話し相手が欲しかっただけだと思うんですが、彼はそういう見知らぬ女相手に不謹慎な行動をとるような人ではない、と信じて力説(この力説が・・・希美らしく説得力ゼロ。だから何?と言いたくなった)までしていた希美としては、釈然としないというか、許せないことであったのでしょう。それはわかる。栄田のほうは頭から男に対して厳しく見ている面があるから、そういう行動は当然許さないだろうし。男に対して厳しいくせに「いい男」との出会いを夢見ているところが栄田の面白いところ。そんでもって黒田福美。娘と赤の他人の言い分だったら娘のほうを全面的に信じるというのは母親としては正しい態度だと思うけど、調子に乗りすぎ。1千万、と言ったとき、娘もびびってなかったか? 栄田のやったことっていわゆる「ひっかけ」ではあるので、いつでもどこでもオススメということではないだろうけど(それが濫用されると約束は守るべきという大原則が崩れるという大野の説明はよかった。飲み屋での口約束は無効と知りつつバーのママに殴られることに甘んじる彼の態度もその信条と釣り合っている。アホだけどな)、依頼人の利益のためならときにはそういう奥の手も、ってことか。仮に痴漢をしてたとしても、一千万とか法外なこと言い出す時点で黒田福美親子のほうが悪人だよね(そのことを知らないがために栄田にひっかけられる黒田福美)。当番弁護士制度なんかも一般の人って知らないよね。ワタシも知らないし。今回は、法律を知ってるヤツがそれを悪用して得をするということではなく、知らないがために損をするという話だった。01/02/01

「お前の諭吉が泣いている」(第4回)
 今回の課題は、学校売却をくい止めることができるか。ケッペキの双子の弟ゼッペキがどう絡むのかと思っていたら、なるほどああいう絡み方か・・・気付よ太郎(苦笑)。高明のところにケッペキが来て、学校を売った金で何をするつもりか問いつめる(?)場面は展開が唐突だなと思ったんだが、そういうことか・・・いつゼッペキはケッペキの口癖まで知ったんだろう(愛美にきいたとか?)。堅物の兄をバカにして嫌っているというようなよくある構造かと思ったら、実はけっこう兄思いじゃん(会いに来た目的は金だったが)。ケッペキの、お金に細かく素早い計算力は、不遇な少年時代に培われたものかも。いそうですけどね、そういう養親。ケッペキのほうもゼッペキになりすまして一計を。こっちはもしかしたらと思ってたら、やっぱりもしかしたらだった。彼が置いていったのは近辺の土地の価格表だったのに、なぜ高明は「ここに振り込んどいて」という呼びかけに答えたのか、なぞだ。何か事前に取り決めをしておいたとも思えないんだが。学校を売却したらゼッペキにいくらか払うという約束でもしてたんだろうか。そんでもってケッペキはなぜ雨漏りの修繕にそんなにこだわっていたのか。単にいつまでも直らないから?(そうだったりして) 裏の塀は思い出の場所だったわけだけど。そして最後に高明を動かしたのも、学校に対する愛着でしたな。彼もまた理事長の孫ということなのかも。おばあちゃんを「ババァ」と呼ぶのはやめてもらいたいですけど。01/02/01